企業の間で急速に浸透しつつある「ゲーミフィケーション」とは一体何か?
第一人者であるゆめみ・深田浩嗣氏に、その魅力と可能性を聞いた。

ゲームのノウハウを活用し、顧客ロイヤリティを向上

子どもでも大人でも、楽しいゲームにはつい夢中になってしまうもの。そんなゲームで使われている、プレイヤーを楽しませ、没頭させるためのノウハウを、ゲーム以外の領域に活用しようという取り組みが、企業の間で注目を集めている。こうした取り組みは「ゲーミフィケーション」と呼ばれ、2011年4月にアメリカの調査会社ガートナーが「2015年までに、50%以上の企業がゲーミフィケーションを採用するだろう」という予測を発表するなど、様々な分野に広がっている。

『ソーシャルゲームはなぜハマるのか ゲーミフィケーションが変える顧客満足』の著者である深田浩嗣さんは、ゲーミフィケーションが企業で注目されている理由は、顧客ロイヤリティ(その企業に対する愛着度)の向上であると指摘する。