「ラストはこの曲を聴いてください」とりななんが言うと、「イッショウトモダチ」がかかる。ツアー関東ファイナルを締めるにふさわしい名曲だ。曲が始まるとまたしても雨が降り始める。でも、空には晴れ間がみえる。「一生かけがえない絆だから」と1番のラストで宙を指す振り、天気雨の合間を縫って本当にキラキラと光を帯びていた。

「イッショウトモダチ」はo-eastのワンマンライブでも、宮﨑れいなの転校ライブでも、涙とともに歌われてきた。だけどこの日の「イッショウトモダチ」は涙でなく笑顔で、そして最高にキラキラした光に包まれて、彼女たちは歌い上げた。もう雨はやんでいた。晴れた太陽の下、私立恵比寿中学のメンバーはステージに立っていた。それは、本当にたくましく成長した、頼もしい、美しい姿だった。

りななん「やっぱりライブ終わるの早くない?」ひなた「もっと歌いたい~」ぁぃぁぃ「歌いたい…」美怜「歌いたーい!」というMCを経て、真山さんが「握手会ツーショット会を21時までに終わらせなきゃいけないから、こっちだっていろいろ考えてるんだよ~!」という校長の真似を披露。しかたなく美怜ちゃんが次の登校日(5/12大阪)をアナウンスすると、安本さんが「大阪ではスパークするぜい!」、裕乃ちゃんが「大阪でも名古屋でも最高の学芸会をしたいと思います」と発言。瑞季ちゃんが締めの言葉を告げて、ライブは終了。

「はい、ありがとうございましたー」と言いながら校長がステージに上がってくると、すでに会場はアンコールの嵐。「これから特典会の準備を…」と言いかけるも終わらないアンコールの熱望に、戸惑った顔でステージを降りる校長。鳴り止まないアンコール。すると、会場の熱気に応えてメンバーがふたたびステージに戻ってきた。

「仮契約のシンデレラで始まったツアーなので、仮契約のシンデレラで終わりたいと思います」とぁぃぁぃが発言し、今ステージ2度目の「仮契約のシンデレラ」が演奏される。「K!A!R!I!」で「いっしょに~」と煽りを入れるメンバー、それに応えるお客さんたち。さらに熱を帯びた少女たちの生命の躍動が、大空にこだまする。

「king of 学芸会」と謳われる私立恵比寿中学のライブは、不安定な歌唱力とふぞろいなダンス、そのさまを自虐的に表現したキャッチコピーだと思うし、それはつまり、型におさまらない個性と奔放な自由さを持つ彼女たちの大きな魅力を逆説的にあらわした言葉だと思うんだけど、ここ数日のエビ中のライブを見ていると、「学芸会」という名称をくつがえすほどの、かっこよくて素晴らしい最高のパフォーマンスを、彼女たちは見せてくれる。