ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王とジェツン・ペ マ王妃が 2016 年 2 月 5 日に誕生した王子と王宮にて。 王子誕生 2 週間後。 ©Royal office for media
5月21日(土)~7月18日(月・祝)まで、東京・上野の森美術館にて展覧会「ブータン~しあわせに生きるためのヒント~」が開催されています。
日本・ブータン外交関係樹立30周年記念事業として開催される本展覧会。
ブータン仏教に関する仏像や仏画、織物など日本初公開となる貴重な文化資料が約140点展示されます。
本展覧会では、自然と信仰を大切にし、丁寧に生きるブータンの人々の生活や文化から、豊かな暮らしとは何か、しあわせに生きるとは何かを考えていきます。
祝王子誕生! ブータンロイヤルコレクション日本初公開
所蔵:一般財団法人進化生物学研究所 展示期間: 5 月 21 日(土)~6 月 5 日(日)
ブータン王国とは、中国とインドに挟まれたヒマラヤ東端の国。
面積は九州とほぼ同じで、人口は約75万人。
四季があり、自然の原野が残る豊かな国で、チベット仏教の影響を色濃く受けた独特の文化を持つ王国です。
無理な開発をせず自然環境を大切にし、人々の暮らしの中にある伝統文化を守りながらゆっくり近代化を進める方針を明言しており、2005年の国勢調査では「しあわせ」と回答した人が約97%を占め世界を驚かせました。
そんなブータン王国から、現国王・王妃が2011年に来日。
お二人の姿や幸せの国ブータンの文化が大きな話題となりました。
「ブータン~しあわせに生きるためのヒント~」では、お二人の衣装を含む、華やかなロイヤルコレクションも特別展示されます。
さらに、現国王・王妃には、今年2月に王子が誕生。
王子誕生2週間後に公開された国王夫妻と王子の写真で着用されていた衣装が、国外初公開となります。
また、初代国王ウゲン・ワンチュクの帽子や、第二代国王ジグミ・ワンチュクの衣装、現第五代国王・王妃の衣装など、王家と王室を彩る華やかな世界が展示されます。