ふなっしー(左)と小島瑠璃子

 “ふなっしーじー”舞台「レジェンドオブふなっしー」の公開アフレコ収録が2日、東京都内で行われ、千葉県船橋市在住の“梨の妖精”ふなっしーとタレントの小島瑠璃子が登場した。

 この舞台は、劇中に登場するキャラクターたちをフルCGアニメーションで再現し、世界最高峰の映像技術で投影することによって、目の前にキャラクターが実在するかのように見せるライブホログラフィック舞台。

 主役のふなっしーは「最高の技術によって、CGが実際に舞台で踊ったりしゃべったりするなっし」と舞台の概要を説明したものの、その場に本物のふなっしーがいるわけではないとあり、「いろんなことは期待しないでほしいなっしな。『あれやって』『これやって』と言われても、それCGですから!という感じなっしな」とぶっちゃけた。

 全体で約1時間の上映だが、ふなっしーは「せりふは多かった~。ふなっしーのパートだけで8時間ぐらい撮ったなっしな。死ぬかと思ったなっし」とアフレコ収録を述懐。報道陣から「中は暑かったでしょ」と突っ込まれると「中とか言うな、なっし!」と憤慨しつつも「最初のころの張っている声から、最後のほうは声のトーンが落ちて、野太い声になっているなっしな」と反省点を述べていた。

 一方、今回ヒロイン・ラフラン(洋梨の妖精)役で声優に初挑戦した小島は「すごくうれしかったです」と起用を喜び、「(緊張のため)ガチガチで始まったんですよ。なにも分からず、本当に赤ちゃんみたいな状態から始まったので、最初に自分が登場する10分のシーンに1時間半もかかりました」と収録の苦労を振り返った。

 それでも、1回コツをつかんだ後は早かったそうで「全部で2時間半ぐらいですかね」と振り返る小島に、ふなっしーも「(登場シーンを除いた)残り50分を1時間でやったということ? 随分、巻いたな~。大丈夫か、クオリティー!?」と絶叫。それでもこの日、小島のアフレコ風景を見守ると「さすが天才! きれいだし器用だし、もうテレビ界の宝だなっし!」と絶賛していた。

 今回、晴れて「声の仕事をする」という夢を果たした小島は、次に目指す夢を問われると「何かお薦めあります?」と隣のふなっしーに尋ねた。

 これに「ハリウッド女優とかどう?」と提案したふなっしーは「これは言ったほうがいい。ふなっしーだって武道館(公演)決まっちゃったもん」と主張。「どこで誰が聞いているかわからない。思いを伝えるなっし!」と熱く語るふなっしーの言葉に従い、小島は「じゃあ、ハリウッド女優…。カッコ、脇役で…」と小さく宣言。「そもそも日本で女優業を1回もやったことがない」と苦笑いする小島だったが、ふなっしーは「逆輸入!」とノリノリだった。

 舞台は6月30日~7月31日、神奈川・横浜の「DMM VR THEATER」で上演。