(左から)門脇麦、波岡一喜、林遣都、又吉直樹(ピース)

又吉直樹(ピース)の芥川賞受賞作を実写化したNETFLIXオリジナルドラマ『火花』の完成披露イベントが6月2日、都内で行われ、又吉をはじめ、主演の林遣都と波岡一喜、共演する門脇麦、好井まさお(井下好井)、村田秀亮(とろサーモン)、菜葉菜、徳永えり、高橋メアリージュン、廣木隆一監督、白石和彌監督、沖田修一監督、久万真路監督、毛利安孝監督が出席。また、挿入歌「二人で feat.西内まりや&YU-A」をSPICY CHOCOLATEと西内、YU-Aが披露した。

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本作は累計250万部を突破する大ベストセラーを初めて実写化。売れないお笑いコンビの徳永(林)が、独自のお笑い論をもつ天才肌の先輩芸人・神谷(波岡)に弟子入りし、「お笑いとは? 生きるとは?」とあがきながら、人生を模索する。

同日、誕生日を迎えた又吉は「36年生きてきて、自分の頭にあるものを作品にし、それを才能ある人たちに映像化してもらえる。僕にとっては人生のごほうびであり、皆さんにお礼を言いたいです」と喜びもひとしお。3日より世界配信がスタートし、「日本はもちろん、海外の皆さんの反応が純粋に楽しみ。ワクワクしています」と期待に胸を踊らせた。

漫才師役に挑んだ林は「僕自身『火花』という作品を残せたことが誇り。デビューしてからの10年すべてをぶつけましたし、一生自慢できる作品になった」と強い達成感。「今日は人生で一番うれしい日になりました。又吉さんに感謝しています」とあふれる思いに、瞳を潤ませた。

一方、波岡も「俳優人生の全部を出し切った」と林に負けじと、作品への思いを熱弁。「(大役に)ドキドキした気持ちもありましたが、今はやっと世界配信されるワクワクが勝っています」と晴れやかな笑顔を浮かべていた。

取材・文・写真:内田 涼

NETFLIXオリジナルドラマ『火花』
世界190か国にて全10話一斉配信中(ストリーミング)