人気漫画を映画化した『高台家の人々』の初日舞台あいさつが6月4日に、都内で行われ、主演の綾瀬はるかをはじめ、共演する斎藤工、水原希子、間宮祥太朗、大地真央、市村正親、土方政人監督が出席。綾瀬は「朝もはよから、ご来店ありがとうございます。あっ、ご来場ですね…」と天然な“綾瀬節”で観客に感謝を伝えた。
一方、斎藤は4月に亡くなった歌手・プリンスさんの代表作『パープル・レイン』を連想させるゴージャスな衣装で登場。髪型やひげも80年代のプリンスさんにオマージュを捧げ、首から下がるストールには、ペイズリー柄があしらわれるこだわりようだった。
そんな斎藤は先月行われた本作の完成披露イベントを振り返り、「妄想をテーマに、ただ思ったことを言っただけで、ネットニュースの見出しが『エロ全開』になってしまって…。自分が作品の足を引っ張る男なんだなと自覚した」と反省しきり。それでも「自覚はないですが、エロの看板を掲げていると通りやすい部分があるので、しばらくは掲げてみるつもり」と路線継続を表明していた。
『ごくせん』『デカワンコ』の森本梢子による人気ラブコメディ漫画を実写化。妄想好きなサエないOL・木絵(綾瀬)と、先祖代々受け継がれるテレパシー能力をもった名家の長男・高台光正(斎藤)が織りなす恋愛模様に、高台家の人々が立ちはだかる。
セレブ家である高台家にちなみ、舞台あいさつでは3億円のティアラが用意され、斎藤が綾瀬の頭に乗せる場面も。「輝きに重みがありますね。さすが3億円。工くんの手から緊張が伝わる」(綾瀬)、「鼻の中に(ティアラを)入れるボケも考えていたが、絶対手を放しちゃいけないと注意され…」(斎藤)とド緊張していた。
同日、本作が6月11日から中国・上海市で開催される第19回上海国際映画祭パノラマ部門に正式招待されることが発表された。
『高台家の人々』
公開中
取材・文・写真:内田 涼