モンブラン110周年ブランドアンバサダーに就任した又吉直樹

 筆記具のトップブランドとして世界中で愛用されている「モンブラン」のスペシャルトークショーが9日、東京都内で行われ、110周年ブランドアンバサダーに就任したピースの又吉直樹が出席した。

 又吉のサインが刻印された世界に一つのオリジナル万年筆が贈られると「名前を入れてもらっているのがうれしいです。黒に金というのがすごく好きなデザインで格好いい」と喜び、さっそく「110周年おめでとうございます。 1906→2016→3085→ ピース又吉直樹」と祝福のメッセージをしたためた。

 小説の執筆作業やネタ作りで日常的に字をよく書いているという又吉だが、「本が好きと言っているので字がうまいと思われるのですが、すごく下手なんです。インタビューや取材のとき最後に『一言お願いします』と言われて色紙に一言書くことがあるんですが、『こいつ字汚いな』と思われているんだろうなと思って…。これから練習したい」と笑わせた。

 “芥川賞作家”として現在は次回作の執筆中といい「半分くらいですかね。お笑い芸人ではないですが、今回も人間が出てきます」と明かし、「綾部(祐二)さんは熟女と青年が出会う話はどうかと案は出してくれますが、一応採用する予定はないです」とばっさり斬り捨てた。

 また、この日、歌舞伎俳優の市川海老蔵が都内で会見を開き、妻でフリーアナウンサーの小林麻央が乳がんを患っていると明らかにした。麻央との共演経験はないという又吉は「ただただ、よくなっていただきたい」と気遣い、体調不良で休養中の麻央の姉でフリーアナウンサーの小林麻耶についても「それ(麻央の闘病)が関連しているのか分からないけど、とにかく心配ですよね」とねぎらっていた。