(左から)岸井ゆきの、野村周平、賀来賢人、

 映画『森山中教習所』の初日舞台あいさつが9日、東京都内で行われ、出演者の野村周平、賀来賢人、岸井ゆきの、豊島圭介監督が登壇した。

 本作は、真造圭伍氏の人気コミックを映画化した青春コメディー。高校の同級生でひょんなことから再会したノーテンキな大学生・佐藤清高(野村)とネクラなやくざの轟木(賀来)が、非公認の自動車教習所で過ごすひと夏を描く。

 登壇者は浴衣姿で登場した。野村は撮影について「楽しかったです。ロケ場所も雰囲気や景色が良くて、みんなでのほほんとしながらゆったりとした時間の中で撮れました」と振り返った。

 豊島監督が野村との仲を「精神年齢が低いところで近かったね」と冗談っぽく述懐。これに賀来が「精神年齢が二人とも8歳ぐらいで」とクールに突っ込みを入れると、すかさず野村が「かっくんは高校生ぐらい」と返して会場の笑いを誘った。

 また、賀来と初共演について野村が「いい感じの距離感で、会ったらめちゃめちゃしゃべるけどプライベートではご飯とかも行かないですよね」と話すと、賀来も「年下のいとこみたいな感じ」と表現。インターネットではファンから不仲説もうわさされたが、野村が「仲いいですよ」とさらっと否定した。

 イベント後半では、MCの提案で二人が改めて互いの気持ちを伝え合う時間も。二人で向き合い、まずは野村が「賀来賢人さま、僕のようなふつつかものの面倒を見ていただいて、誠にありがとうございました」とかしこまって気持ちを述べた。

 続いて賀来も「すごく明るく見えて闇を抱えているやつかと思ったら、ただの明るいやつだというギャップから始まって。お芝居も自分のアイデアを出すところとか俺にはないところなので、70歳ぐらいまでそのキャラを貫いてください」と返答。そのままハグを変わす姿に、岸井が「闇を感じる」と感想を述べると会場からどっと笑い声が起きた。