ドラマ、Hulu、コミック、SNS、オリジナルアルバムやドームツアーといった様々なコンテンツが連動している巨大プロジェクト『HiGH&LOW』。そのひとつの到達点ともいえる青春バトルアクション映画『HiGH&LOW THE MOVIE』がついにスクリーンに登場する。どんな支配にも決して屈しないカリスマ性あふれる雨宮雅貴と広斗を演じたTAKAHIROと登坂広臣が、“最強の兄弟”への思いを語った。
ドラマ版に引き続き、舞台となっているSWORD地区に伝説を刻んだ兄弟を演じたふたり。HIROがメンバーの個性を登場人物のキャラクターに反映させているそうで、「登坂とは普段も食事に行ったりすることが多いんです」というTAKAHIROは「バイクでのアクションやちょっとした芝居でも、さりげない目配せで自然に兄弟になれたかなと。僕たちのそういう関係性が、見て下さる方にも伝わったらうれしいです」と語る。登坂も「僕も、普段から親交があって、素のままでも兄貴のような雰囲気があるTAKAHIROさんとだったらリアリティを出しやすいだろうと思いました。兄弟役と聞いて、意外なところはまったくなかったです」と風通しのいい信頼関係を感じさせた。
最大の見どころは、男たちの魂のぶつかり合いを肉体で表現するハードなアクションシーン。TAKAHIROは「お互いにアクションのスタイルが違うのに、阿吽の呼吸で動けたのもよかったですね」と撮影を振り返る。「登坂のアクションは、本気でバトルをしているんじゃないかと思ったくらいキレがあるので、その姿を見ていると自分の中でも自然にスイッチが入るんです。登坂は殴っているときだけではなく、ふとしたときの立ち居振る舞いも含めて、アクションでキャラクターを見せていくのがすごく上手い。ただ殴り合っているだけではなく、それを楽しんでいる感じや戦う意味、強さと優しさが伝わってきます。とてもいい刺激を受けて、僕も慌てて練習しました(笑)」(TAKAHIRO)、「それは僕がTAKAHIROさんに対して感じたことと同じです。TAKAHIROさんがキックボクシングをやっているのは知っていたのですが、現場で実際に見ると、今のキックは相手役の人が本当に痛い蹴りだよね、と思ったりして(笑)。日頃のジムでのトレーニングの成果が出ているんだなと思いました」(登坂)
『HiGH&LOW THE MOVIE』
7月16日(土)全国ロードショー
取材・文:細谷美香
撮影:本多晃子