宮藤官九郎監督

 映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』鬼ヒット御礼トークイベントが19日、東京都内で行われ、宮藤官九郎監督と出演者の清野菜名、皆川猿時が出席した。

 この映画は、不慮の事故でキスもできずに死んでしまった高校生・大助(神木隆之介)が、地獄農業高校の軽音楽部顧問で地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)を率いる赤鬼のキラーK(長瀬智也)の“鬼特訓”のもと現世への生き返りをかけた地獄めぐりを描く。

 地獄図と敵対するガールズバンド・デビルハラスメントのじゅんこを演じた皆川は、すね毛を剃って女性役に臨んだという。客席のファンからは日本アカデミー賞の優秀助演賞にノミネートされるはずだと熱演ぶりを褒められたが、皆川と宮藤監督はそろって「助演女優賞ならいただきます」ときっぱり語って笑わせた。

 また、この日に46歳の誕生日を迎えた宮藤監督へ、地獄をイメージした特製ケーキとともにサプライズでお祝いも。皆川は「本当に宮藤さんには長生きしてほしい。それだけ」といたわり、父親と宮藤の生年月日が一致したことに驚いた清野も「宮藤さんに手ぬぐいをプレゼントしたのですが、それにも“長生きしてください”と書かれていた。いつも疲れているので元気でいてください」と祝福した。

 「映画は見ていないんですけど」と祝福のためだけに会場を訪れた俳優・三宅弘城の乱入もあり、観客からも「おめでとう!」と祝われた宮藤監督は「恥ずかしいですね。正直、当日だから何かあるだろうとは思っていたんです。皆さん、ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべていた。