生田斗真と共演する中村倫也(左)と小池栄子

 舞台「Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~」のフォトコールおよび囲み取材が17日、東京都内で行われ、出演者の生田斗真、小池栄子、中村倫也、神山智洋(ジャニーズWEST)が出席した。

 宮藤官九郎氏が脚本を手掛けた本作は、平安時代から生きながらえ1000年の時を経て愛する女性=かぐや姫(小池)を追い続けるバンパイア(生田)の物語を描く。

 現代ではビジュアル系バンドのボーカリスト役で、劇団☆新感線の公演に10年ぶり3回目の出演となる生田は「10年たってまた新感線の皆さんに呼んでいただけたのがうれしい。久々に帰ってきたという気持ちと、また新たな新鮮な気持ちでやりたい」と意気込みを語った。

 膨大なせりふについては「せりふはもちろん大変ですが、今回はバンド形式で歌もあってなかなか大変です。歌う機会もないので」と語りつつ、役柄でのライブ開催には「そういう機会があればいいなと勝手に思っています」とやる気を見せた。

 同じく3回目の出演となる小池は「楽しいですし、座長が頼もしい。ちょっと転んだだけでもものすごく心配してくれる。近年こんなに人に優しくしてもらったことはないんじゃないかなってぐらい、愛されているのをひしひしと感じます」と喜び、中村も「二つしか年齢が変わらないのに懐が深い。スターなのにこんなに周りに気を配れて優しくて、大好きです」と座長生田への信頼を明かした。

 本作を通じて生田と初対面したというジャニーズ事務所の後輩・神山は「ちょっと役柄的にセクシーなところがあって。どうやったら面白くセクシーになるか、斗真くんがアドバイスを何度もしてくれて、変態なのかなと思った」と笑わせ、「お尻をもっと突き出して!」とのアドバイスを明かすと生田が「(そのシーンでは)神山がふんどしをはいているんです」と見どころとして紹介した。

 また、解散の話題でもちきりのSMAPについて、生田は「もちろん事務所の後輩ではあるんですけど、その前にSMAPのファンなのですごく残念な気持ち。寂しい思いもあります」と神妙な面持ちで思いを語り、「報道があった日からちょっと時が止まってしまったような気がしていて、少しでも間が空くとSMAPのことを考えてしまう日々です」と胸を痛めている様子だった。

 生田は「SMAPの皆さんがいなければこの仕事をしていないし、今ここにはいないと思っています」と大きな存在であるとし、「その皆さんが下した決断は僕にはとうてい理解できない域に達していると思う」と困惑ものぞかせた。神山も「僕が生まれる前から芸能界で大活躍されている方たちで、雲の上の存在だと思っていたので、ニュースで知ったときには驚きました」と語った。

 舞台は17日~9月18日に都内、赤坂ACTシアターで上演。その後、富山、大阪を回る。