9月に開催される第38回PFFぴあフィルムフェスティバルのメインプログラム“PFFアワード2016”の最終審査員が発表になった。本プログラムは、世界最大級の自主映画コンペで、本年度は映画プロデューサーの遠藤日登思、映画監督の沖田修一、荻上直子、編集者の佐渡島庸平、アーティスト/ミュージシャンの野田洋次郎が最終審査員を務める。
“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。期間中に、全国から集まった483本作品の中から選ばれた入選作20作品が上映され、最終審査員によって各賞が決定。9月23日(金)の16時30分から表彰式とグランプリ作品上映が行われる。
毎年、PFFアワードの最終審査員は映画の作り手だけでなく、編集者、作家、音楽家など幅広いジャンルから参加し、入選作品を決定するプロセス同様、1本ずつ丁寧に作品を観賞し、議論の上で各賞が決定する。これまでの表彰式では最終審査員が作品について、じっくりとコメントする場面もあり、入選監督だけでなく、映画ファンにとっても充実したプログラムになっている。
本映画祭では他にも、カンヌ映画祭のある視点部門で審査員賞を受賞した深田晃司監督の『淵に立つ』がクロージング作品として上映。さらに園子温、塚本晋也らの過去の8ミリ作品を丁寧に修復しデジタル上映する“8ミリ・マッドネス!!~自主映画パンク時代~”など、様々なプログラムが行われる。
本年度から“PFFアワード”は当日券のみになり、それ以外のプログラムは全席指定で前売り券と当日券を発売。チケットはチケットぴあにて発売中。
第38回PFFぴあフィルムフェスティバル
9月10日(土)から23日(金)まで 東京国立近代美術館フィルムセンター(月曜休館)
10月29日(土)から11月4日(金) まで 京都シネマ
11月3日(木・祝)から6日(日) まで 神戸アートビレッジセンター
11月11日(金)から13日(日) まで 愛知芸術文化センター
2017年4月 福岡市総合図書館