映画『真田十勇士』真田レッドカーペットセレモニーが29日、東京都内で行われ、出演者の中村勘九郎、松坂桃李、大島優子、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健、加藤雅也と堤幸彦監督が出席した。
本作は、天下の名将と名高い真田幸村が実は“腰抜け”の武将だったという大胆な発想で描くエンターテインメント作。この日は、新宿の街に真田のシンボルである六文銭入りのレッドカーペットが敷かれ、「真田ロード」を出演者らがウオーキングした。
台風10号の接近で雨の予報の中、イベントに合わせたかのように青空が広がった。主人公・猿飛佐助を演じた勘九郎は「雨も覚悟していましたが、なんですかこの天気は。天もわれわれに味方してイベントを成功させてくれました。奇跡です」と大興奮で喜んだ。
ただ一人、馬に乗ってのウォーキングとなった加藤(雅也)は、馬上から見た大都会の景色を「いいですね。皆さんもやってみるといいかもしれません」と語って笑わせた。
くノ一の火垂を演じた紅一点の大島は「今日はスーツ姿の十勇士を見てほれぼれするぐらい格好いいですが、劇中では甲冑(かっちゅう)姿、忍者姿、戦う姿から、男の生きざまが胸に焼きつく映画です」とアピールした。
また、霧隠才蔵役の松坂は「監督に『馬と並走してくれ』と言われたので、CGではなく馬と一緒に走りました。足がパンパンになった」と撮影を振り返った。
勘九郎も「平らな道ではなく草がぼうぼうに生えた道で、リアルにこけている人たちがいました」と明かし、「過酷な状況で一致団結せざるを得なかった。寒さ、爆風、火、雨とどう戦うか…。このメンバーの絆は何があっても揺るがない」と確かなチームワークを語った。
映画は9月22日から全国ロードショー。