DEZERT・Miyako(G)

この日最初のMCの第一声は千秋だった。

「よっ」

妙にフランクな挨拶に拍子抜けし、一瞬戸惑うフロア。

「よっ。サマーチョップへようこそ。夏だね。(『そうですね』という反応に対して)もうそれも古いんだよ、それが古くなるように、君たちの肌も僕の声もどんどん古くなって、汚くなって、どうしようもなくなってしまう世界です」

そんな千秋の言葉に再び戸惑うフロアに対して、

「……よっ」

最近表立った活動が少ないことにふれ、「君たちが必死に頑張っている間に、僕たちも頑張って生きています。頑張って生きてる? 僕も頑張ってますよ」

そこでようやく拍手が起こると、
「『僕も頑張ってます』で拍手が起こる……いつも頑張ってないみたいじゃん」と笑いを誘った。

「今より少しだけ、もう少しだけ盛り上がっていきましょう」と、まったく「少し」というレベルではないフロアの盛り上がりから『包丁の正しい使い方~実行編~』が始まり後半戦へ。

DEZERT・SaZ(B)

間髪いれずに『脳みそくん』、千秋の「これは愛の唄です!」という声から『死刑宣告』を叩きつけ、「スイッチ入ってきたー! もう少しだけお付き合いくださいー!」と始まった『「殺意」』では、フロアにマイクを向け歌詞を歌わせる一幕も。

ラストの『「遮光事実」』では「手を上げろ! 下ろすな! 必死で(手を)上げろ!」と続ける千秋。小さな手、大きな手、たくさんの手がフロアを埋め尽くす。

「生きてるか!」と叫び本編は終了した。