映画『アングリーバード』のスペシャルプレビュー試写会が20日、東京都内で行われ、日本語吹き替え版の声優を務めた坂上忍と双子姉妹のりんかちゃん&あんなちゃん、スペシャルゲストとしてお笑いトリオのダチョウ倶楽部(寺門ジモン、上島竜兵、肥後克広)が登壇。イベント後の囲み取材に応じた。
本作は、飛べない鳥たちが平和に暮らす島バードアイランドを舞台にした物語。“怒りん坊”の主人公レッドの声を演じた坂上は「せりふ量があまりにも多過ぎて今年一番きつい仕事だった」と苦笑い。本業の俳優と比べて「やっぱり違うね。演技だと表情でもプラスアルファで“怒ってる感”が出せるけど、声だけだとそうはいかない」とアフレコならではの苦労を振り返った。
一方、バラエティー番組「バイキング」で共演し、現在は体調不良などで療養中のフリーアナ小林麻耶についての質問も。坂上は「番組でも少し話しましたが、ブログを再開する時に、メールで『ブログをやります』ときっちりご報告を受けました」と振り返ると「おそらくまだ大変かとは思いますが、一歩一歩、お仕事ができるように頑張っていらっしゃると思うので。今日もたまたま楽屋でスタッフさんと『ちゃんと(復帰を)待っていようね』というお話をさせていただきました」と見守る姿勢を強調した。
また、麻耶の妹でがん闘病中の小林麻央が、今日更新したブログの中で「肺と骨に転移あり」と現在の病状を報告したことについて坂上は「僕は個人的に、麻央ちゃんのブログというものは勇気のあることだと思うし、応援と言ったら生意気ですが、応援する気持ちはずっと持っていたいなと思います」とエールを送った。
この日は“飛べない鳥”代表としてダチョウ倶楽部の3人も登壇。坂上から「もちろん、本作を見てくれたんですよね?」と質問された肥後は「これは不徳の致すところで…」とうつむき加減でコメント。「否定も肯定もしない」と不倫疑惑で釈明会見を行った中村橋之助の会見になぞらえて笑いを誘った。
この日もいつものネタで会場を盛り上げた上島に対して、坂上は「打ち合わせでは誰よりも真剣に台本を読んでいたけど、あれは“振り”ですよね?」と素朴な疑問をぶつけた。これに肥後と寺門が「意外と段取り男なんです」「アドリブを振られると頭が真っ白になるタイプ」と暴露すると、上島も「台本は本当に読んでいる。せりふ通りに言ってもらわないと返せない」とあっさり認め、頭をかいた。
映画は10月1日から全国ロードショー。