綾野剛(左)と山田孝之

 映画『闇金ウシジマくん Part3』の初日舞台あいさつが22日、東京都内で行われ、山田孝之、綾野剛、本郷奏多、白石麻衣、筧美和子、最上もが、山田裕貴、浜野謙太、藤森慎吾、高橋メアリージュン、崎本大海、やべきょうすけ、山口雅俊監督が登壇した。

 非合法な金利で金を貸し付けるアウトローの金融屋「カウカウファイナンス」の社長・ウシジマ(山田)を主人公に、金と欲望に翻弄される人々の転落人生を描く「闇金ウシジマくん」シリーズ最新作。

 この日は、夢のために金を奪い合う“マネーゲーム”を描いたこの作品にちなみ、「万が一、無一文になった時、生き残るのは誰だ?」というテーマでトークを展開。

 フリップに「無策の策」と掲げた綾野は「まあ、もうしゃーないですよ」とポツリ。「それこそ、無一文じゃないですけど、限りなく(所持金が)100円台になったことあるんで…。その時に策なんかないですよ。策を使い切ってそうだし…」と自身の過去の経験を踏まえた回答を寄せた。

 「まあ、ウシジマには頼まないよね」と思いを巡らせた綾野は「正直、策を作っても仕方ないので“作為をなくす”ということです」と持論を展開。「生きているうちは、もう1回何かやらなきゃいけないんだから、次こそは策なしに、目の前のできることをやっていくという感じですかね」とスタンスを語った。

 一方の山田は、「バイトしま~す」と軽めに回答。「何やるの?」という藤森からの質問には「受かれば何でも。コンビニでもなんでもいいっすよ」と答え、「だって働くしかないでしょ。食べられないし、家賃も払わなきゃいけないし、光熱費とか携帯電話とか…。生きているだけで本当にお金がかかるから」と現実的に語り、笑いを誘った。

 ほかにも、個性的な回答をフリップに書き込んだ登壇者たち。本郷が「『処世術』。僕はコミュニケーション能力が非常に高くて、大人に気に入られるのが得意。何とでも生きていける」と自信を見せれば、藤森も「ここまで培ってきた仲間に助けてもらうという意味で『ヒモ』です」とニヤリと回答。会場の微妙な雰囲気に、「ややウケ…。そんな目で見ないで」と苦笑いだった。

 10月22日には『ザ・ファイナル』も公開予定で、ついにシリーズが完結する。綾野は「素直にうれしい。孝之たちは6年、僕は4年。そして毎回毎回新しいキャストの皆さんが『ウシジマくん』を支えてくださり、(観客の)皆さんが集まってくれることによって、この作品ファイナルまで迎えたのかなと思います」としみじみ。「孝之はそういうことは話さないので、僕が孝之の代わりに代表してお礼申し上げます」とシャイで言葉少なだった山田に代わり、感謝を述べた。