伝説のアニメ『カウボーイビバップ』を作った渡辺信一郎と菅野よう子がノイタミナ枠で再セッション。
近年、人気を博している音楽アニメの広がりをレポートする。

ストーリーからライヴへ! 次々ヒットする音楽アニメ

音楽アニメの増加に伴い、アニメキャラが歌う音楽CDがチャートの上位にランクインすることも珍しくなくなった。昨年の9月には『うたの☆プリンスさまっ♪』の関連CDが10枚同時トップ50入りを果たした。
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CDの売り上げが低迷する中、独自の盛り上がりを見せつつあるのがアニソン業界だ。『けいおん!』、『マクロスF』、『うたの☆プリンスさまっ♪』といった音楽を題材にしたアニメが次々とヒットし、劇中に登場するアイドルやミュージシャンの名義で発表された楽曲がシーンを賑わしている。

きっかけは2006年に放送された『涼宮ハルヒの憂鬱』だろう。EDテーマ『晴れ晴れユカイ』に合わせて登場人物たちが踊るハルヒダンスがYouTubeで話題となり、このダンスを踊るファンたちの動画が次々と投稿された。これ以降、歌やダンスのシーンを盛り込む作品が増加し、ストーリーだけでなくアイドルやミュージシャンのライヴを楽しむようにアニメを見るファンが急増している。