日本刀で鏡割りを行った藤岡弘、
海外ドラマ「ウエストワールド」のジャパンプレミア試写会が3日、東京都内で行われ、宣伝隊長を務める俳優の藤岡弘、が登壇した。
本作は、J・J・エイブラムス制作総指揮、アンソニー・ホプキンスら豪華キャストが話題のSFミステリー。西部劇の世界を再現したテーマパークを舞台に、人工知能の目覚めと反乱が描かれる。
藤岡は、ドラマの中で、エド・ハリスが演じた“黒服の男”の格好で登場。一足先にドラマを視聴したそうで「とてもショッキングで衝撃的。臨場感あふれるスケールは、ドラマの枠を超えている」と大絶賛。
内容についても「アンドロイドが心まで学習していくストーリーにゾッとしました。これからの時代、AIはなくてはならない存在だけど、『ちょっと待てよ』と。本格的な世界観、未来観がすさまじい説得力で描かれている」と熱く解説した。
過去にハリウッド映画で主演を務め、日本人として初めてスクリーン・アクターズ・ギルド(全米映画俳優組合)のメンバーとなった藤岡は、日本とハリウッドの違いを聞かれると「とにかくみんな情熱的。社会の闇、心の闇をえぐり取り、挑戦していく姿勢がすごい。新しいことを、ロマンを持って、しかもそれを楽しみながらビジネスにしているのがハリウッドです」と語った。
イベントでは、ドラマの放送を記念し、藤岡による日本刀での鏡割りも行われた。気合を入れて刀の柄で見事にたるのふたを割ってみせると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。藤岡は「割れて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せ「日本刀はこういうことに使うものではないのですが…」とコメントし、会場の笑いを誘った。
ドラマは13日から『スターチャンネル』で放送開始。
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