有名ダンサー、アンジェラ・ラーガさんとその母がアツく語る!スペシャルインタビュー

アンジェラさん(左から3番目)


ではここで、東京、神奈川などを中心に、ボリウッドダンスの講師やダンサーとして活躍されていアンジェラ・ラーガさんにお話をうかがってみましょう。

この日、ちょうどナマステ・インディアに同行されていたお母さまも同席しての、なんとも豪華なインタビューとなりました!

『ムトゥ』に出会わなかったら、人生が変わっていた

――よろしくお願いします!まず、アンジェラさんがインド映画にハマったきっかけを教えてください。


アンジェラ「私の場合、8歳からなんですよ。『ムトゥ 踊るマハラジャ』が流行った時に、母がまずサントラを買って来てくれたんだよね。」

アンジェラ母「映画を見る前に、TVで話題になっているのを知って、サントラCDを買ったんですよ。

音楽だけ聴いたときに、頭の中に妄想が駆け巡ったんです!

この音楽に、どんな映像が合わさるんだろう?って。知りたくて知りたくて!」

アンジェラ「それで、家族で見に行ったんですよ。そしたら、もう、主演のラジニ様(ラジニカーント)とミーナにハマっちゃって!何回ぐらい見に行ったっけ?」

アンジェラ母「5回は見に行ったね!」

――劇場で5回も!それはもう、強烈にハマったんですね。

アンジェラ「昔から私はぽっちゃり体型だったんです。

でも、ヒロインを演じたミーナを見たら、ぽっちゃりなのにすごいカワイイ!なにこれ?!痩せてる子よりもカワイイんじゃない?!って思って。

私が目指す方向はこれしかない!って思って!」

 

アンジェラ・ラーガさん

――ミーナが演じるヒロインのランガは、すごく魅力的ですよね。

アンジェラ「あそこでミーナのかわいさにやられなかったら、私はここにいなかったですね。」

アンジェラ母「うんうん、あれで人生変わっちゃったね!」

アンジェラ「良かったのか悪かったのか…なんて(笑)。いや、すっごく良かったんですよ!

だって、あのミーナの視線にやられない人、いないでしょ?それに、お化粧もすごく素敵で…。カラフルで派手なのに、すごくまとまってて。それに、ダンスする人の数も日本じゃありえない!

最初の印象で、ガツンと来ましたね。」

 

今年は『プレーム兄貴…』と『FAN』に注目

――自分も『ムトゥ』からインド映画を見始めたので、すごくわかります!さて、今年のIFFJ公開作品の中で注目作は?


アンジェラ「今年は『プレーム兄貴…』ですね!ともかく、曲がすごくいいんですよ。インド映画らしいインド映画なので、入口としてはこれをお勧めしたいですね。」

――今年は『プレーム兄貴…』大人気ですね!

アンジェラ「実は、主演のサルマン・カーンはちょっとニガテな俳優さんなんです。でも、サルマンを避けてインド映画も語れないかもしれない…。ニガテ、って思いつつ見なきゃいけないんです!

ニガテでも見させちゃうサルマンは凄いんですよ!」

――あはは、たしかに!アンジェラさんは、三大カーンの一人、シャールク・カーンの大ファンですよね。

アンジェラ「そうそう、シャールクファンとしては、『FAN』ですね!もう、これをみんなで見に行こうよ!って言いたいです。」

 

――今回は、大スター役とそのファンのストーカー役、二役だとか…。


アンジェラ「シャールク自身、デビュー直後は悪役とかストーカー役が多かったんですよ。

昔のシャールクが、今のシャールクを追いかけるっていう図式でもあるんです!

シャールクファンは絶対見るべきだし、「カレー屋さんで見たことある顔だな~」っていう方も!みんなで見に行きましょう!!」

何も言わないから見て!だって、見たらハマっちゃう!


――この記事を読んでいる方に一言お願いできますか?インド映画ファンの方も、インド映画初心者の方もいらっしゃると思いますが…。

アンジェラ「私はもう、ともかくダンスが大好きなので…。ダンスの入っている映画は日本では当たらないって言われたりするけど、でも、ダンスはすごく重要なんですよ!意味なく入ってるわけじゃないの!」

アンジェラ母「ダンスの無い映画ばっかりが、今風だって持ち上げられちゃうのは寂しいよね…。そういう映画もすっごく良い映画はたくさんあるけどね。でも、ダンスは大事よね。」

アンジェラ「あと、一度見たら、もう一回見た方がいいんです!もう一回見ると、最初に見た時とはまた全然違う見方が出来るから!って、これかなりコアな見方ですね(笑)。」

――あはは、そうですね!初心者の方にも一言お願いします(笑)。

アンジェラ「何も言わないから見て!だって、見たらハマっちゃうんですよ!そうでしょ?」

アンジェラ母「ハマったね!」

――自分もハマりました(笑)。

アンジェラ「とにかくね、見てほしいです。一本の中に、笑って泣いて、なんかちょっと恥ずかしくなったり、恋したくなったり、いろんな感情が詰まっている映画なんて、なかなかないんですよ。もう、見てください!!!!以上!!!!」

――今日はありがとうございました!