夫婦を演じた松嶋菜々子(左)と大沢たかお

 映画『AI崩壊』ジャパンプレミアが14日、東京都内で行われ、出演者の大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、芦名星、玉城ティナ、松嶋菜々子、三浦友和、入江悠監督ほかが登壇した。

 本作は、AI社会になった10年後の日本を舞台に、人工知能が暴走し、国中が未曽有の大混乱に陥る様子を描いたサスペンス映画。大沢は、AI「のぞみ」の開発者である天才科学者・桐生を演じた。

 大沢と松嶋はこれが5度目の共演で、初の夫婦役。松嶋は「何年かおきぐらいにご一緒するのですが、『久しぶり』と言いながら、いつものテンションでお話をさせていただき、すんなりと撮影に入れました」と語った。

 また「シーン数が少なく、関係性が出来上がってからの表現というのは、本来難しいものなんですが、何度かご一緒しているので、気心が知れているといいますか、その部分では、いい緊張を保ったまま楽しくやらせていただきました」と明かした。

 大沢も「長い間、一緒にお仕事をさせていただいている。この映画の根底には、ある意味、夫婦の関係、家族の関係がずっと流れているので、自分としては『2人で培ったもの、集大成をこの夫婦関係の中に出せればいいな』と思って臨みました」と語った。

 大沢は「現場では『本当にこれ大事なシーンだから』というのを前もって話したのですが、『そんなの分かってるわよ』みたいなリアクションで返されて…」と、笑わせながら、「それぐらい、僕も気合が入っていたし、前の日から興奮、緊張して寝れなかったぐらいです」と振り返った。

 映画は1月31日から全国公開。