「PARCO劇場お披露目&オープニング・シリーズ記者会見」が15日、東京都内で行われ、オープニング・シリーズに出演する渡辺謙、宮沢氷魚、大泉洋、山本耕史ほかが登壇した。
渋谷PARCO建て替えのため、2016年夏から休館していたPARCOが24日に開場する。こけら落とし公演の「志の輔らくご~PARCO劇場こけら落とし~」、「ラヴ・レターズ~こけら落としスペシャル~」に続き、3月13日から2021年5月上旬までは、オープニング・シリーズとして全14作品が上演される。
3月13日から上演される「ピサロ」に主演する渡辺は「演劇の一も二も分からないときに、蜷川(幸雄)さんの演出でこの劇場に立たせていただきました。演劇人生のエポックになる劇場です。今、この舞台に立ってみると、本当に帰ってきたんだという喜びと緊張がないまぜになりました」と劇場への思いを明かした。
35年前に出演し、俳優として渡辺の名を広く知らしめた作品でもある「ピサロ」については、「(オープニング作品の)一発目ということで、ある種のプレッシャーはありますが、僕らキャスト、スタッフを含めて、一体何ができるのかを稽古で作り上げるのが一義だと思います。35年前の作品に負けないような、レジェンドとなる幕開けをしたいと思っています」と意気込みを語った。
また、渡辺とともに「ピサロ」に出演する宮沢は「僕が初めてパルコプロデュースの作品に出演したのが、2018年の『豊穣の海』でした。その作品では、東出(昌大)さんと共演し、去年(ドラマで)杏さんと共演し、20年は本丸の謙さんとご一緒できるということで、これ以上光栄なことはありません」と冗談めかしてあいさつ。
その後、「プレッシャーはありますが、それを楽しみつつ、皆さんと作品に体当たりで向き合いたいと思います」と言葉に力を込めた。