撮影:大黒屋 Ryan 尚保

8月20日(木)から9月28日(月)まで、WITH HARAJUKU HALLでイラストレーター、Chocomoo(チョコムー)による展示会『Chocomoo EXHIBITION -OUR SECRET PARTY- Supported by WITH HARAJUKU』が開催。展示会の開催に際し、Chocomooに話を聞いた。

ポップで独創的な作品をモノトーンで描く、京都府出身のChocomoo。アパレルブランドや企業とのコラボレーション、アーティストへのアート提供など日本国内外で活躍をし、10~20代の女性を中心に人気を集めている。「子どもの頃から絵を描くのが好きで、ノートやスケッチブックに描いていました。初めてニューヨークに旅をした時も、絵日記を描くように、公園で絵を描いていたんです。そうしたら、ギャラリーを運営し ているおじさんに声をかけてもらって、“うちで展示してみる?”と言われたんです」

彼女のイラストの特徴のひとつは、ほとんどがモノトーンで描かれること。なぜモノトーンにこだわるのか問うと、Chocomooは「小学生から高校生ぐらいまで書道をやっていて、黒で描 くということに凄く魅力を感じていました。黒の中でも、墨だっ たら少しマットになったり、ペンキだったら光沢があったり。その影響があるんだと思います」と話します。京都で生まれ育ち、昔から日本の伝統文化に触れてきたことも作風に影響しているのかもしれない。

今回の展示会は、Chocomoo史上最大規模の展示。新作を作りつつ、展示内容を精査している段階だが、 「自分なりの色使いを進化させてみたいなと思っています。見 に来てくれた人が、新しいなと刺激をもらってもらえるようなも のを目指しています」と話します。 OUR SECRET PARTYというタイトルは「私の個展ですが、 Partyのようにみんなに楽しんでほしい。そして、そこに来ないと分からない、新しい発見があると思うので、Secretとつけました」

最後に、これからの夢や目標を尋ねると、Chocomoo は「今までと変わらずコツコツ自分に出来る事を続けていくので すが、たくさんの子どもたちに向けて発信をしたいなぁと思っています。私の絵に塗り絵をしてくれるのも嬉しいし、子ど も向けの映像なんかにも挑戦したいと思います。それから、車をペインティングしたから、次はもっと大きく飛行機もやってみたい!」と笑顔で語ってくれた。

取材・文:五月女菜穂