来年11月に公開される『ブレードランナー』の続編の日本公開タイトルが『ブレードランナー 2049』(読み:ブレードランナーニーゼロヨンキュウ)に決定した。本作は全世界の熱狂的なファンがその動向を注視している作品で、2017年公開のタイトルの中でも大きな注目を集めることになりそうだ。
『ブレードランナー』は近未来を舞台に、過酷な労働に従事するために誕生するも、人間に反旗を翻すようになった人造人間“レプリカント”を逮捕・処刑する捜査官“ブレードランナー”のデッカードを主人公にしたSF大作。『…2049』は、前作に続いてハリソン・フォードが出演し、『プリズナーズ』『ボーダーライン』のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務めるほか、ライアン・ゴズリング、ロビン・ライトが出演。前作を監督したリドリー・スコットが製作総指揮を務める。
これまで繰り返し“伝説的”と呼ばれてきた『ブレードランナー』の続編は一体、どんな内容になるのか? いまだにすべてが謎に包まれているが、前作が2019年の物語だったことから、新作はタイトル通り“2049年”が舞台になる可能性が極めて高い。全世界のファンはすでに公開されている数少ない情報や画像から様々な予想や考察を進めており、フォードやヴィルヌーヴ監督ら4人が集まった写真が公開されると、テーブルの上に無造作に置かれた撮影用の拳銃(ブラスター)の分析をはじめるファンが現れるなど、すでに公開が待ちきれない状態だ。
製作者たちも観客の期待が極めて高いことを承知しているようで、前作を手がけたスコット監督とフォードを迎え入れた万全な状態で製作をスタートさせており、ヴィルヌーヴ監督は「やる気に満ちた最高のチームだよ。僕らに失敗という選択肢はないんだ」と豪語している。
『ブレードランナー 2049』
2017年11月 全国ロードショー