『東京ウィンドオーケストラ』 (C)松竹ブロードキャスティング
有名楽団と間違われて屋久島にコンサートに来てしまったアマチュア楽団と、ミスで彼らを呼び寄せた島の女性職員が主人公のコメディ映画『東京ウィンドオーケストラ』の予告編映像が公開になった。
物語の舞台は、美しい自然が広がる世界遺産の島・屋久島。ここで日本有数の吹奏楽団がコンサートを開くことになり、役場だけでなく島の人々も浮き足だっているが、訪れたのはどうみても観光に来たとしか思えないアマチュア楽団。実は、女性職員の樋口が、間違って似た名前のアマチュア楽団を呼んでしまったことがわかる。
まともに演奏もできない楽団員に大舞台など務まるはずもなく、彼らは島からの逃走をはかるが、樋口は自分のミスを隠すため、彼らに“本物”として人々をダマし通すことを提案する。コンサートの開演時間は迫るが、彼らの演奏能力は、島の中学の吹奏楽部以下。映画は彼らが絶体絶命のピンチを乗り越えるドラマを描く。
本作を手がけるのは、東京藝術大学大学院在学中に発表した『神奈川芸術大学映像学科研究室』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013で、審査員特別賞を受賞するなど注目を集める坂下雄一郎。初の商業作品だが、オリジナル脚本を執筆。中西美帆、小市慢太郎、水野小論、近藤フクらが出演する。
『東京ウィンドオーケストラ』
2017年1月21日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
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