“ハリー・ポッター”の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の公開前日スペシャル・ファン・イベントが11月22日、都内で行われ、主演を務めるエディ・レッドメインが出席。抽選で選ばれたラッキーなファン400人を前に「ニホン、アイシテイマス! 本当に皆さんの愛を感じるし、僕らが心をこめて作った本作が、皆さんの心にも届けば」とアピールし、会場を盛り上げた。
圧倒的な知識と情熱をもつ魔法動物学者で、ホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」の編纂者でもあるニュート・スキャマンダーが、1926年のニューヨークで、魔法のトランクから滞在先のニューヨークに逃げ出してしまった魔法動物の行方を追いながら、魔法界と人間界を揺るがす一大ピンチに立ち向かう。
この日はレッドメインに加えて、来日中のアリソン・スドル(アメリカの魔法省で働くティナの妹・クイニー役)、ダン・フォグラー(パン屋開店を夢見るノー・マジ=人間のジェイコブ役)、メガホンをとるデヴィッド・イェーツ監督、プロデューサーのデヴィッド・ヘイマンが駆けつけた。
『ハリポタ』シリーズ後半4本も手がけたイェーツ監督は、「ストーリーテリングの素晴らしさは変わらないし、暖かみやウィット、冒険や魔法が満載。何より親しみがあり、ともに歩んでいきたいと思えるキャラクターがたくさん登場する。とても彼女らしいよ」とシリーズの生みの親であり、本作で脚本を手がけたJ・K・ローリングを絶賛。また、ヘイマンは「次回作以降で、日本が舞台になることを祈っているよ。僕らでは決められないことだけど(笑)」とシリーズの構想を語った。
フォグラーは「日本はとても穏やかで、本当に癒される。僕は騒がしくてゴチャゴチャしたニューヨーク暮らしだからね」とすっかり日本を気に入った様子。スドルも「ぜひ、今度は桜や富士山を見たり、お茶会も体験したい。日本にいられれば、何も必要ないわ」と日本愛を熱弁していた。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
11月23日(水・祝) 全国ロードショー
取材・文・写真:内田 涼