ゲラード・ファンデンヒーファー(ヤマハ発動機ジュビロ) (C)F.SANO ゲラード・ファンデンヒーファー(ヤマハ発動機ジュビロ) (C)F.SANO

1位と2位の直接対決だ。しかも全勝対決である。さらに勝ち点差はわずかに1。1位・ヤマハ発動機と2位・サントリーが、クリスマスイブに雌雄を決する。大一番を前にヤマハ発動機・清宮克幸監督が「次はいよいよサントリーとの全勝対決。今年はプレーオフがないので、お互いにプレーオフ決勝というモチベーションでの対戦になる」と熱戦を約束すれば、サントリー・沢木敬介監督は「軸はブラさず、ゲームを支配したい」と闘志を内に秘める。

第13節・ヤマハ発動機×サントリー チケット情報

試合登録メンバーは以下の通り。
【ヤマハ発動機】
1山本幸輝、2日野剛志、3伊藤平一郎、4大戸裕矢、5デューク・クリシュナン、6モセ・トゥイアリイ、7三村勇飛丸、8松本力哉、9矢富勇毅、11大田尾竜彦、11ハビリ ロッキー、12ヴィリアミ・タヒトゥア、13宮澤正利、14伊東力、15ゲラード・ファンデンヒーファー、16加藤圭太、17仲谷聖史、18山村亮、19八木下惠介、20ヘル ウヴェ、21吉沢文洋、22清原祥、23マレ・サウ

【サントリー】
1石原慎太郎、2青木佑輔、3須藤元樹、4ジョー・ウィーラー、5真壁伸弥、6ツイ ヘンドリック、7ジョージ・スミス、8竹本隼太郎、9流大、10小野晃征、11江見翔太、12スティーブン・ドナルド、13村田大志、14中靏隆彰、15塚本健太、16中村駿太、17森川由起乙、18畠山健介、19篠塚公史、20小澤直輝、21日和佐篤、22デレック・カーペンター、23竹下祥平

清宮監督が第11節・NEC戦後に「あと矢富が帰ってきたら万全になる」と語っていたが、そのキーマンがヤマハに戻ってきた。大舞台を前に万全の布陣を敷いてきたのだ。一方のサントリーは前節ケガを負ったFB松島幸太朗が残念ながらメンバー外に。13トライでランキングトップを走る中靏、昨季トライ王・江見の両WTBが松島の穴を埋める。149得点とランキング1位のファンデンヒーファー、146点で2位の小野のキックも勝敗を分ける要素となるだろう。今回の天王山が、ワンサイドゲームになるとは考えにくい。ひとつのPG、ひとつのGが命取りとなる可能性は十分にある。

これまでの戦いぶりを見ると、ヤマハがやや有利か。ヤマハが接戦を演じたのは開幕戦・パナソニック戦・24-21と第8節・NTTコム戦・21-17のみ。この2試合もスコアほど追い込まれてはいない。もし苦しい展開になっても、ヤマハはスクラムで押し込み、ファウルを誘い、ファンデンヒーファーのPGで得点を積み重ねる戦術を隠し持っている。サントリーとしては、一瞬の隙を見逃さないSH流&SO小野の司令塔コンビのビッグプレーでゲームの流れを掴みたいところ。

『トップリーグ』第13節・ヤマハ発動機×サントリーは12月24日(土)・ヤマハスタジアム(磐田)にてキックオフ。チケットは残りわずか。