学生時代にやった大縄跳び、トラウマになりがち
あると思います! この世で最も残酷な競技……それが、大縄跳びです!
あの一発のミスで、それまで積み重ねてきたものが一気にオジャンになってしまう、しかも、たった一人に失敗の全責任が背負わされる残酷さ! その緊張感ときたら、それはそれは、筆舌に尽くしがたいものがあります。
ましてや、大縄跳びとは、「リズム感」と「跳躍力」と「体力」という、運動オンチが先天的レベルで持ち合わせていない3つのスキルを一度に要求される種目なのです。当然、失敗して、トラウマになりがちです。
大縄跳びほど残酷な競技は、なかなか無いと思います。多分、大縄跳びを考案した人の前世は、江戸時代に過酷な年貢の取り立てで町民を苦しめていた領主とか、そんなのに違いありません。
運動が全くできないのに、ハイテクなスニーカーを履きがち
あると思います! これは、どちらかというと、「運動オンチあるある」というよりは「非モテあるある」に近いのかもしれませんが、学生時代は、スポーツ万能な人間が校内恋愛におけるヒエラルキーの頂点に君臨することがままあります。
運動オンチな人は、どうしても不利を強いられるわけですが、モテなかった結果、服装や髪型に無頓着になり、ますます、恋愛から遠ざかっていく……これまた、運動が出来ないが故に生まれる哀しきスパイラルです。
当然、洒落た靴の知識など持ち合わせているハズもなく、全力で間違った方向に独自進化した美意識のもと、蛍光色やクリアパーツが配された独特なデザインのスニーカー……所謂「ハイテクスニーカー」を選んでしまいがちです。
全く、運動をしないにも関わらず、ハイテクスニーカーを履いてしまう。運動オンチが学生時代にやってしまいがちな失敗ファッションの王道であり、後々の人生まで苦い思い出になりがちです。
運動を全くしないにも関わらず、スポーツドリンク飲みがち
あると思います! 何故か、運動ができない人間ほど、学生時代にスポーツドリンクをジュース感覚で飲みがちです。そもそも、そういう意図で開発された商品ではないのですが……。
更に、そういう人程、社会人になると、全く身体を動かしていないにも関わらず、やたらとエナジードリンクを飲みがちです。
メジャースポーツを毛嫌いし、何故かプロレスにハマりがち
あると思います! ここまでで書いてきたような屈辱的な経験と失敗を積み重ねた結果、運動オンチの人間は、スポーツそのものを嫌いになる傾向があります。
その為、世間一般が熱狂するワールドカップやオリンピックなどにも一人背を向けて日々を生きているのですが、一方で、そういった強烈なコンプレックスを抱えているからこそ、自身ができないことを軽々とやってのけるアスリートに対して、人並み以上に憧憬を持つものなのです。
そんな彼らの憧れを一身に担う存在として、プロレスラーが挙げられます。
鍛え上げられれた身体で、どんな攻撃も耐え抜き、鳥のように跳躍し、スペクタルな光景を次々に観客に見せてくれるプロレスラー。これは、憧れるな、好きになるなという方が無理というものです。
ちなみに、『アメトーーク!』の「運動神経悪い芸人」企画における常連出演者である東京03の豊本明長さんも熱狂的なプロレスファンとして知られます。
学生時代には、色々と辛い思いをしたであろう豊本さんも、今では人気お笑いトリオの一員として、数多くのバラエティ番組やイベントに出演し、大好きなプロレスの知識を仕事に活かして芸能界で大活躍中です。
運動ができないプロレスファンは、そんな豊本さんの姿にシンパシーを感じがちなのです。
書いている途中で、学生時代の辛い思いでがフラッシュバックし、思わず泣きそうになりながらも「運動神経悪い人あるある」の数々をご紹介させていただきました。
現在進行系で、運動神経の悪さに苦しんでいる人達も、いっその事、こうやってネタにしてしまえば笑いにすることができる……かもしれませんので、どうか、胸を張って毎日を強く生きていって欲しいと思います。