時代は俺が作る! 機械仕掛けの「スチームパンク」ファッション
四人目のファッションアーティスト、ヒューゴー・ベルジュールはミステリアスアイランドのファッションアーティストです。
「ファッショナブル・イースター」では、ドナルドダック、デイジーダック、スティッチ が「スチームパンク」のテーマのコスチュームを着ています。
ちなみにミステリアスアイランドにあるアトラクション、「海底2万マイル」の原作者の名前はジュール・ヴェルヌなので、彼のベルジュールという名前の由来はここからきていると思われます。
そしてなんとこのヒューゴー、14年間もミステリアスアイランドにこもっていたというので驚きです。
そのせいなのかわかりませんが、ショーの序盤と終盤で性格がガラリと変わっています。
2015年の「ファッショナブル・イースター」では、他のアーティストのファッションを「オードブル」、自分のファッションが「メインディッシュ」と言い切ったと思ったら、ショーの終盤では「生きてるって素晴らしい! 」とまるで人が変わったようでした。
2017年でも、最初はキリッとしていたのですが、ショーが終わるころには誰よりもしょんぼりしていたり、人と触れ合うことが大好きなのが隠しきれてないのが見て取れます。
「時代は俺が作る! 」など、力強い台詞を言う男性ですが、デイジーのかわいらしい衣装も彼が作ったのかと思うと、そのギャップも彼の魅力のひとつですよね。
強烈な個性のアーティストたちが、互いを認め合っていく!
もう十分お気づきかと思いますが、「ファッショナブル・イースター」のファッションアーティストたちはそれぞれだいぶ性格がアレです。
個人的な見所は、「自分のファッションが一番」と4人でお互いを煽り合って高笑いするシーンです。
あの優しいミッキーにすら、「この人たち、やっぱり自分が一番だと思ってるみたいだね」と言われてしまいます。
そんな「自分が一番! 」な彼らが、お互いの個性を認め合っていく「ファッショナブル・イースター」は本当に素晴らしいショーです。
ぜひ東京ディズニーシーで、春しか会えないこの素晴らしいファッションアーティストたちによる、最高のファッションショーを堪能してください!
撮影 / YOSHI
©Disney