新時代のディズニーを彩るヒロインたち
All Disney artwork © Disney Enterprises Inc. 撮影/つるたま
1966年ウォルト・ディズニーが死去。
天才を失ったディズニーアニメーションは長い低迷期を迎えます。
ディズニー・アート展では、遺作『ジャングル・ブック』の後、一気に20年飛び越えて『リトル・マーメイド』へ。
ニュークラシック、第二次黄金期などと言われる1990年代へと突入します。
ここでは、ナイン・オールド・メンの弟子として育てられたアニメーターが活躍。
アリエルやベルなど、ディズニーを代表するプリンセスの姿がグレン・キーン、マーク・ヘンによって描かれます。
アンドレアス・デジャやエリック・ゴールドバーグなど、この時代の名アニメーターは現在のディズニーアニメーションも支え続けています。
さらにアラン・メンケン、ハワード・アシュマンといった音楽家がアニメーション制作に加わり、ミュージカルアニメーションに世界的評価が戻ってきました。
ちなみにここから音声ガイドが山寺宏一無双になるのでオススメです。
映画の歴史を変えた大事件
1989年の『リトル・マーメイド』に続き1991年『美女と野獣』、1992年『アラジン』、そして1994年『ライオン・キング』で第二次黄金期はピークを迎えます。
中でも『美女と野獣』は高い評価を受けました。
舞踏会のシーンでは当時最新鋭の技術だったCGを駆使。
そして美しいストーリーと音楽は、アカデミー賞の作品賞にノミネートされるほど。
今まで実写が本物でアニメーションを重要視していなかった映画界を揺るがす大事件は、アカデミー賞に長編アニメーション賞が生まれるきっかけとなりました。
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