実写としてリアルに描く必要のあるところを変えた
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−−アニメーション版の中から残した点、あえて変えた点はどのようなところでしょうか。
「残したいところは、私の大好きな作品なので、素晴らしい部分は残したいと。
あの作品自体が直す必要のない映画というところでとても贅沢なところだと思いますが、
今回実写ということで、現実としてリアルなものにするためにどうしたら理にかなうのかが変更しなければならない点でした。
例えば、アニメーションの中でガストンとルフウが登場すると、ルフウが口を開けるたびにガストンにパンチされます。
それは面白くて作品の中で良い部分でした。
ただ、実写でその状況はどうしても合わない、ベルと野獣のロマンスの中にそのようなものを表すのもそぐわないというところがあったので変更することになりました。
残したいものはもちろん曲のすべてですね。
どの曲もあれだけパワフルで素晴らしいものですし、アニメーションの物語の展開、構成に関しては変える必要がないと思いました。
ただ、変えたところの一例は2人の関係の発展の仕方。
アニメーションでは非常に展開が早くすぐに2人の関係が出来上がり、観客はおとぎ話なので気になりませんが、実写になると説得力が必要になります。
実写では、目にするもの、今起こっていることをきちんと吸収していかないといけないところがあるので、そういうところの変更はあります。」
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