映画『ジョン・ウィック:チャプター2』のジャパンプレミアが13日、東京都内で行われ、主演のキアヌ・リーブスとチャド・スタエルスキ監督が登壇。ゲストとして歌手の和田アキ子が駆け付けた。
本作は、最強の殺し屋・ジョン・ウィック(キアヌ)の復讐(ふくしゅう)を描いたアクション映画『ジョン・ウィック』の続編。
大勢の観客の歓声に迎えられたキアヌは「本作の魅力は、ある意味、全部。最高のアクション、独特の世界観、ユーモアもあるし、魂もある。とにかく楽しい映画になっています」と笑顔で語った。
キアヌは劇中で、前作よりもレベルアップした激しいアクションを披露している。スタエルスキ監督は、続編の製作に当たり、キアヌに5カ月間のトレーニングを課したといい「柔術、柔道、サンボ、ガンフー(銃とカンフーを融合させた新銃術)、カンフー、格闘もやりました。(上から)落としたり…というのもやりましたが、それでもコイツはまだ生きてるんですよ」と冗談めかしながら明かした。
また先日、早くもシリーズ第3弾の企画が進行中だと発表されたが、これについてキアヌは「作れたらいいなと思っていますが、それは観客の皆さんに懸かってます。皆さんが2を気に入ってくだされば3も作れますから」とアピール。スタエルスキ監督も前向きな姿勢を見せたが、最新情報については「まだ何も言えない」と意味深に笑った。
この日は、歌手生活50周年を迎えた和田が特別ゲストとして会場に駆け付け、2人に花束を贈呈した。キアヌとスタエルスキ監督は、控室で和田が歌う「あの鐘を鳴らすのはあなた」の動画を事前に鑑賞していたそうで、キアヌが「とてもパワフルで感動的だった」と感想を伝えると、和田は大喜び。キアヌがかつてベースマンだったという情報を持ち出し「今度一緒にやってみましょう」とコラボを呼び掛けるなど、ノリノリだった。
また「(映画の)テーマの殺し屋にちなみ、黒で決めてきた」と話す和田のドレス姿を見て、キアヌは「とてもお美しい」とコメント。スタエルスキ監督も「このまま映画に出演できますね」と“リップサービス”した。
これを聞いた和田が「私は何でも信用しますからね。何の役?」と質問すると、スタエルスキ監督は「ボス役ですね」と返答。和田は「役づくりが要らない。よくご存知ですね」とドヤ顔だった。
映画は7月7日からTOHOシネマズ みゆき座ほか全国公開。