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アカデミー賞5部門受賞という偉業を成し遂げた'91年のサスペンスホラー『羊たちの沈黙』もまた、アラフォー世代に衝撃を与えた忘れられない一本。なにが強烈だったかって、物語のカギを握るサイコな連続殺人鬼、ハンニバル・レクター博士のキャラの立ちっぷり。天才的な知能を持つ精神科医でありながら、人肉を食らうのが大好きな超危険人物。完全に常軌を逸した狂人なのに、どこか気品すら感じさせるジェントルマンでもあり、ムチャクチャ怖いのになぜだかカッコいいという複雑怪奇なアンチヒーローを、名優アンソニー・ホプキンスが圧倒的な存在感で怪演。ジョディ・フォスター演じるFBI訓練生との“美女と野獣”的な関係も含めて、世界中がレクター博士の悪と狂気に魅了されたのだ。

ただしレクター博士を最初に演じたのはアンソニー・ホプキンスではない。'86年に、同じくトマス・ハリスによる小説が原作の映画『刑事グラハム/凍りついた欲望』ブライアン・コックスがレクター博士に扮しているが、『羊たちの沈黙』の大成功によって、完全にレクター博士=アンソニー・ホプキンスという図式が定着した。以降もホプキンスは『ハンニバル』『レッド・ドラゴン』で二度、レクター博士を演じている。

さらに’07年には映画『ハンニバル・ライジング』でレクター博士の若き日が描かれ、フランスの美形俳優ギャスパー・ウリエルが主演を務めた。また現在はデンマーク出身のマッツ・ミケルセンがレクター博士を演じるテレビシリーズが製作中なので、いろんなレクター博士を比べることで会話も広がっていくに違いない。

ほかにもケビン・ベーコンがダンスに燃える高校生に扮した『フットルース』、軍隊帰りの流れ者が暴走族にさらわれたヒロインを救出する『ストリート・オブ・ファイヤー』、トム・クルーズの出世作となった空戦アクション『トップガン』あたりは、80年代に主題歌やサントラが大ヒットしたこともあって、アラフォー上司とのカラオケでも盛り上がれる要チェック作。

         

 

 

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上司との会話が盛り上がりそうな映画はどれ? [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/7673 ]

映画ライター。若い人とは映画かロックでしか会話の糸口が見つけられない典型的なダメ40代。この夏の公開作では青春映画『桐島、部活やめるってよ』と女優サラ・ポーリーの監督作『テイク・ディス・ワルツ』を猛プッシュ。