無観客のリモートマッチの中開催される多摩川クラシコ。約4か月ぶりに行われた前節はともに勝利した。7月4日の『2020明治安田生命J1リーグ』第2節でFC東京が退場者を出した柏レイソルを1-0で下し、開始早々に先制した川崎フロンターレは鹿島アントラーズに2-1で逃げ切った。

柏と対峙したFC東京はいきなり仕掛けた。新布陣の4-3-3でスタートしたのも束の間、昨季までの4-4-2に変更。さらに後半には4-2-3-1を選択。ディエゴ・オリヴェイラが負傷退場したこともあり、背番号10・東慶悟がインサイドハーフから右MF、さらにボランチとポジションを変えれば、アダイウトンも1トップから2トップの一角、左MFと配置を変化させた。試合後、長谷川健太監督は「ディエゴがケガして、トップ下にはどういうタイプがいいのか。ちょっと縦に急ぎ過ぎていたので、後半は慶悟をボランチにしてから中盤のハマりが良くなった。レアンドロやアダイウトンも自由にプレーできるようになった」と意図を説明した。

62分にはコーナーキックから森重真人、渡辺剛とCBコンビでつなぎ、待望の先制弾を決めた。その後もFC東京は江坂任-オルンガのホットラインを封じ、連勝をマークしたのだった。してやったりの勝利に指揮官も「これ以上ない結果」と喜んだ。

川崎Fもらしさを垣間見せた。開始2分にショートコーナーから左サイドにいた右ウイング家長昭博がクロスを上げて、CB谷口彰悟がダイレクトで当てて先制すると、30分には家長が今度は右からクロスを放ち、左ウイング長谷川竜也のゴラッソを演出。32分にはオウンゴールで嫌な流れとなるも、鹿島の反撃を最後まで断ち切った。後半はプレーの精度が落ち、狙いに行った3点目を獲得できなかった川崎Fだが、丁寧にパスをつなぐ従来のポゼッションとともにショートカウンターや最終ラインから1・2本のパスでビッグチャンスにつなげる縦に速い攻撃を随所に披露した。J1通算300試合で2アシストを記録した家長は「中断期間が長く、自分がどれだけのプレーができるか不安も抱えていたが、1試合目としてはある程度良かった」と安堵の表情を見せた。

リーグ戦での対戦成績を振り返ってみると、川崎Fが13勝7分10敗と勝ち越し、直近10試合でも5勝2分3敗とリードする。FC東京は3試合連続無失点と旗色は悪い。

果たして、FC東京が開幕3連勝を飾るのか、川崎Fが相性の良さを見せ付け勝ち点3を手繰り寄せるのか。『明治安田J1』第3節・FC東京×川崎Fは味の素スタジアムにてキックオフ。試合の模様はDAZNにて生配信。

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