天空の星座といい、中世の聖地もかくやと思わせるアップルストアといい、
グランドセントラルの意匠運営、なんとセンスがよいことでしょうか。
いえ、よくよく考えてみますと
鉄道関連の場所やグッズは、なにかとセンスがいいんです。
このNYでも新名所として人気の
廃線を遊歩道にしたハイラインも、 実にいかしたつくりになっていました。

空中遊歩道「ハイライン」 廃線の線路あとをお散歩
拡大画像表示
遊歩道に美しく収まっている線路
拡大画像表示
 
「メトロ・リングノート」 鉄道ミュージアムのショップで購入
拡大画像表示

マンハッタンのメトロカードを利用してつくった
メモ帳です。

黒い部分が磁気を読み込む部分。
中の用紙は、少し張りのある、白い紙が
70枚近くも綴じられています。
けっこうなボリュームですよ。
なんといっても、カードサイズですから
手軽で使いやすく、
しかもプラスチックカードの表紙だから
痛みにくい。
値段は3ドルなので、気軽なおみやげには
もってこい、なアイテムです。

それにしても…
ホンモノのカードを使うあたりがなかなか心憎いですね。
日本でも、鉄道関係の鉛筆やクリアホルダーはデザインや作り込みが丁寧です。
おそらく、商品を提供する側に「鉄道LOVE」があるから、いい商品を作り上げるんでしょうね。

さあ、今回のNYレポート、
お楽しみいただけましたか?

グランドセントラルのアップルストアへ接近していく動画
よろしければご覧ください。

NYの文房具の話、もっとないんですか?て…
ごもっともです。
それは、次回に登場します。
予告しておきましょう。
「アメリカ赤青鉛筆物語」
それではまた再々再来週!

ういの・きょうこ 東京小猫商会:文具部2号、コモノ部4号。ボールペンとえんぴつの店&BraveBrownBag輸入総代理店:銀座『五十音』店主。嗜好性の高い文房具の販売や、日本全国の作家との交流を生かした製品プロデュースを手掛ける。全日空機内誌『翼の王国』コラム:『筆記交々』を2年間連載。著書『ボールペンとえんぴつのこと』(木楽舎)。公式サイト