グレイグ・レイドロー(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス) (c)Craig Watson

7月22日、グレイグ・レイドローのオンライン入団記者会見が行われた。2015年、そして昨年の『ラグビーワールドカップ』で日本代表の前に立ちはだかったスコットランド代表の司令塔がジャパンラグビートップリーグのNTTコミュニケーションズシャイニングアークスに入団するのだ。

スコットランド代表とともにエディンバラ(スコットランド)、グロスター(イングランド)、クレルモン・オーヴェルニュ(フランス)と渡り歩いたクラブすべてでキャプテンを務めてきた生粋のリーダーは「交渉した内山(浩文)GMのプロフェッショナルな対応、施設も素晴らしく、シャイニングアークスの未来像も聞いた。自分が向上していくための環境は整っていると感じた。早くチームに合流できる日を楽しみにしている」と新天地にを選んだ理由を明かした。

日本の印象について問われると、レイドローは次のように答えた。

「日本のラグビーは急成長しているイメージ。素晴らしいスタイルを持っている。かなり速い展開でボールポゼッションを保ちアタックし続ける。自分にとっても大きなチャレンジ。アタッキングラグビーに貢献したい」

世界的なSHは日本での成功の秘訣にピッチ外での準備を挙げた。

「様々な国でプレーしてきて大事にしてきたのは行く先々の文化、言語を熱心に勉強をすること。それは、ラグビーのパフォーマンスに生かすことができる。日本に行く前に日本語、日本の文化を学んでパフォーマンスを上げたい」

来季もボーデン・バレット(ニュージーランド代表SO)やマカゾレ・マピンピ(南アフリカ代表WTB)など各国の大物選手たちが続々とやって来るトップリーグだが、誰と戦うのを楽しみか聞かれたレイドローは、このように語った。

「トップリーグにはワールドクラスの選手がたくさんいるので、そういった選手と対戦するのが楽しみ。でもまずはチームメイトとどのようなプレーができるかということにフォーカスしたい。『ワールドカップ』でも成功を収めたアマナキ(・レレイ・マフィ/日本代表NO8)、(クリスチャン・)リアリーファノ(オーストラリア代表SO)と一緒にプレーできることを楽しみにしている」

目標はクラブ史上最高の成績だ。レイドローは「シャイニングアークスの一員として、最大級の成功を収めることができるようにしたい。まずはトップ4の壁を破ることが目標。そして、その先にある優勝も達成したい」とキッパリ。