商品のおいしさをアピールする香川照之

 「MARUCHAN QTTA商品リニューアル&新CM発表会」が8日、東京都内で行われ、俳優の香川照之が出席した。

 新CMは、香川が観客に向けて、新しくなった「QTTA」のおいしさを全力で伝える様子を描く。

 放送中の連続ドラマ「半沢直樹」で演じている大和田役が話題の香川。全6パターンのCMは、せりふが一字一句まで細かく指定されていたそうで、「6パターン、微妙に違うせりふを全部覚えるというのはなかなか大変なことでございました。そのときは歌舞伎座に出ながら、『半沢直樹』のせりふを覚え、『MARUCHAN QTTA』のせりふも覚えながら1日が終わっていく、という感じでした」と振り返った。

 撮影は、全4台のカメラを同時に回しながら実施された。「私、カメラ目線が大好きでございまして、どうしてもカメラ目線をしてしまう。そこを監督に注意されたり…。でも、あえて『ここはカメラ目線だろ』と提案したりしながらやってました」と明かして笑わせた。

 イベントでは、「QTTA戦略担当常務」に就任。東洋水産の専務から辞令を受け取った香川は「僕は次長なのか、部長なのか、そこから担当常務になるわけですよね? 常務…。なかなか(『半沢直樹』では)常務に返り咲けませんので、こちらで、代替とさせていただきます」とうれしそうに語った。

 商品にちなみ「自身の進化させたい部分」を尋ねられると、「外出自粛中に生まれて初めて自炊をしたんですが、面白くてしょうがない。今何が一番心が休まるかというと、タマネギのみじん切りをして、それを炒めているときなんです。より良いカレーを作るために、タマネギをどう着地させていくのか…。それが私の進化の目標です」と熱く語った。