音楽好きの年中行事としてすっかり定着した“夏フェス”。自分も例に漏れず、今年もいくつかのフェスに参加した。大空の下で、大好きな音楽と大好きな酒を好きなだけ楽しむ――これを幸せと言わずしてなんと言おう!! ……つーか年々うまい酒を飲むことの方がメインになってる気もしなくもないですが。あとシャレオツなアウトドアルックに身を包んでライブ中もイチャイチャしてるカップルとか、男3・女3の編成ではっちゃけてるリア充高校生グループとかは見ててイラつきますが(ちなみに俺は基本ひとり参加、ひとりで酔いつぶれるパターンがデフォルトです)。要は、夏フェスはいまや音楽好きだけのものではなく、夏の定番レジャーのひとつとして、一般にもすっかり定着しているのだ。
さて、夏フェスの季節は終わったけれど、実はわが国には“冬フェス”なるものが存在するのである。音楽に全然興味ない人から「え、音楽好きって一年中お祭り騒ぎなの? どんだけ遊び好きなの?」と呆れられていないか若干心配になりつつも、まあその通りだから否定もできないんですが、というわけで今からでもまだ間に合う冬フェスをざっくりと独断でセレクトしてみた。
『KAIKOO POPWAVE FESTIVAL 2011』
11月19日(土) O-EAST/O-WEST/O-Crest/O-Nest/duo music exchange/club asia/THE RUBY ROOM/shibuya 7th FLOOR/SARAVAH東京
『KAIKOO POPWAVE FESTIVAL 2011』チケット情報はこちら
気鋭レーベル“POPGROUP Recordings”による、渋谷のライブハウス10店舗を舞台に行われるサーキット型フェス。インディ系のロック~ヒップホップ勢を中心に幅広いランナップが顔を揃える。15才未満は入場無料という心意気も頼もしい。スタンプラリー感覚で全会場楽しむべし!
『WOMB ADVENTURE'11』
11月26日(土) 幕張メッセ
渋谷のクラブ『WOMB』がプロデュースするダンス・ミュージックフェスは、海外勢も多数出演。5人、10人、20人単位でオトクに購入できるグループチケットもあり(友達少ない俺には縁のない話ですが)。当日までに足腰を鍛えたら準備完了、左わき腹えぐりこむように踊るべし!
『みやこ音楽祭'11』
12月3日(土)・4日(日) KBCホール/CLUB METRO
「みやこ音楽祭’11」昼の部チケット情報はこちら
「みやこ音楽祭’11」夜の部チケット情報はこちら
こちらは学生が作るフェスとしても知られる京都の冬フェス。ジャパニーズ・ロックシーンの中でも個性の強い面々がズラリ勢ぞろい。ブログでは、学生たちが喧々諤々しながらフェスを作り上げる様子が垣間見れて面白い。ザッツDIYな雰囲気を感じるべし!
12月23日(金・祝) うるま市与那城多種目球技場野外ステージ
『SKY Fes~僕らはいつも繋がっている~』チケット情報はこちら
沖縄出身の人気バンドHYが、地元・うるま市でフェスを開催。冬に野外でフェスできるってこと自体が、12月の平均気温が20℃近い沖縄だからこそなせる技。出演ラインナップも地元の中学校の合唱団が登場するなど、アットホームな雰囲気を楽しめそうだ。みんなでハイサイ歌って踊って、寒さを吹き飛ばすべし!
12月29日(木)・30日(金) インテックス大阪
『RADIO CRAZY』チケット情報はこちら
今年で3回目、すっかり年末恒例として定着した感のある大阪の冬フェス。タイトルにもあるとおり、音楽通にも人気のFMラジオ局“FM802”が主催し、痒いところに手が届くロック度の高いラインナップが人気。年忘れは誰よりもバカになったもん勝ちでしょう。クレイジーに盛り上がるべし!
12月28日(水)・29日(木)・30日(金)・31日(土) 幕張メッセ国際展示場1~8ホール
今年もカウントダウン公演を含む計4日間にわたって行われる、ロッキング・オン主催の冬フェスの代名詞的存在。とにかく出演アーティストの量が膨大なので「あれも見たい~これも見たい~」と年の瀬なのに煩悩にまみれること必至。108組を余裕で超えるボリュームに喰らいつくべし!