最後に登場したのはフランス出身のJDDJ3JことJe deviens dj en 3 jours。フランス語で「三日間でDJになる」という意味らしいデス。彼自身、もうかなりキャリアのあるベテランさん。あのDaft Punkをチップチューンリミックスしたコンピレーションを発表して、Daft Punkも認める才能だとか! 公式YouTubeチャンネルにライブ動画があったので貼っておきますね。
今回のライブはチップチューンを基底に置きながらも、浮遊感のあるシンセサウンドも入っていて、個人的には90年代のデトロイトテクノを思い出しました。いわゆるフレンチエレクトロみたいに派手じゃなくて、ジワジワっといい音が鳴っててリズムがファンキーで、って感じなんですよね。正直、もんのすごく好みでした!
さてそろそろ終了、というところで、「これから二度と見られないスペシャルステージを見せるから、まだ帰るんじゃないよ!」という感じのことを言って、なぜかそそくさと友達らしき人々が壇上へ…。な、なんだ?! と思ったら!
Perfumeのポリリズムをカラオケしだした! 歌もダンスもゆるゆる! だけど、Perfume大好きっ子の鈴木としてはたまらない展開でありました! チップチューンのフェスに来て、Perfumeと出会うとは!日本語で歌おうとしてますが歌えてませんがよくガンバッテル!
あ、乗ってっちゃった!(BGM:ポリリズムのチップチューンリミックス)
じゃーん!ってこんな終わり方でいいんですかBlip Festival!
ハイ、実はこの後にシークレットアクトとして、大ベテランTRASH80が登場。激シブプレイで場内を熱狂の渦に巻き込んだりしていたのでした。思ったのは、お客さんがねー、バテないんですよねー。もうずーっと何時間もチップチューンでダンスしてる。むしろもうこれは愛情ですよね。
というわけで、Blip Festivalレポート、いかがだったでしょうか? チップチューンという奥深くも幅広くて、そしてユーモアと愛情に溢れた音楽シーンが少しでも伝われば幸いデス。このイベント、ずっとニューヨークでやっていて、去年から東京でも秋ごろにやっているんですが、来年もぜひぜひやってほしい! そしてまたここでレポできたらいいなぁ…。
では最後に、もう一度、日本が誇る音楽家、omodakaの強烈な世界を見ながらお別れしましょう。宮崎県の民謡「ひえつき節」でございます。映像がともかくすごい! 日本の奥深さとか奇妙の飲み込みぶりって、本当にすごいです…。
omodaka/「hietsuki bushi」