横浜流星(左)と吉高由里子

 映画『きみの瞳が問いかけている』特別授業イベントが8日、東京都内の青山学院大学で行われ、出演者の吉高由里子と横浜流星が登場した。

 本作は、視力を失くした女(吉高)と、罪を犯し夢を失った男(横浜)が偶然出会ったことから始まる純愛を描く。

 この日は、リモートで参加した29人の学生からの悩み相談に、吉高と横浜が直接答えた。

 二十歳の学生から「大人の女性になるためにはどうすれば?」と尋ねられた吉高は「私は(大人の女性役を)振り絞って演じているだけで、全然駄目駄目なんですよ…」と苦笑い。

 その上で、「大人になると怖いことが増えてくる。私は二十歳から毎年、お休みには1人で海外旅行に行ったりしていたけど、今から思えば危ない行動をしていたなと思うことも…」と振り返り、「失敗するのって怖いことじゃない。失敗を知らない方がよっぽど怖い。なので、たくさん失敗して、たくさん自分の感情を知って、周りと関わりながら、自分を育んでいってほしい」とメッセージを送った。

 また、「教師になるか、就職するかで迷っている」という学生に対しては、「たくさん悩んでいいし、私は迷っているんだったら両方やっちゃえと思います。私も16歳からこの仕事してきたけど、さっきもマネジャーさんと『もし転職するとしたらどこの会社に入れるんだろう』って話していたところ」と打ち明けて驚かせた。

 一方、「横浜さんみたいなカッコいい男になるには」と尋ねられた横浜は「分かんないですね。自分はカッコいい人間でないし、本当にポンコツだし、どんくさいし…」と困惑しながらも、「大切にしているのは、明確な目標を持って、諦めずにしっかりやること。達成できなくても、続けることが大切だと思って生きています」と答えた。