映画『心が叫びたがってるんだ。』の公開初日舞台あいさつが22日、東京都内で行われ、出演者の中島健人(Sexy Zone)、芳根京子、石井杏奈、寛一郎と熊澤尚人監督が出席した。
本作は、2015年に大ヒットした同名劇場版アニメーションを実写映画化。目の前の大切な人に気持ちを伝えようとする4人の少年少女によるラブストーリーを描く。
他人と本音で触れ合えない高校生・坂上拓実を演じた中島は、観客の拍手に迎えられ「愛すべき今日に、愛すべきこの作品を皆さんにお届けすることができて、うれしさで心が叫んでいます」と笑顔であいさつした。
言葉を封印された少女・成瀬順を演じた芳根も「“ここさけ”の輪がこれからどんどん広がっていくように私たちも頑張ります」とアピールした。
本作のキャッチコピー「最高の失恋は、あなたをきっと強くする」にちなみ、「自分を強くしてくれた○○は?」という質問も。「ポジティブシンキングですかね」と答えた中島は「やっぱり生きる上で、ずっとポジティブでいたいなとは思っていて…。いろいろ運命とかも迎え入れるものではなくて、創造するものだと自分は思っているし、明るい言葉に自分はすごく強くしてもらっています」と語った。
一方、芳根は「私を強くしてくれたのは順です。この撮影1カ月ちょっとで、今まで感じたことのない感情がたくさん生まれて、こういう経験をすると人は強くなるんだなと思いました」と役柄への思いを明かした。
石井も「“ここさけ”メンバーが私を強くしてくれた」とし、現場で出会ったスタッフや共演者らに感謝した。「人に優しくされて、自分も人に優しくしてあげたい気持ちが強くなったし、(現場で)人見知りも克服できました」と明かしてほほ笑んだ。
最後に寛一郎は「みんな良いこと言っていて、どうしよう…」と戸惑いつつも「やっぱり睡眠ですね」とマイペースに回答。これには芳根らも「大事!」と笑いながら同意したが、「長い時は12時間ぐらい寝る」と明かした寛一郎に、中島は「それ(飛行機で)アメリカに行けるよ。すごいな」と驚いていた。