吉田羊(左)と中井貴一

 今、眼鏡の最も似合う各界の著名人に贈られる「第33回 日本メガネベストドレッサー賞」表彰式が27日、東京都内で行われ、受賞者の中井貴一、吉田羊、滝藤賢一、藤田ニコルほかが登壇した。

 芸能界部門(男性)で受賞した中井は、約60本の眼鏡を所有しているという。「好きなのは黒縁眼鏡」と明かし、今回の受賞を「本当にうれしい」と喜んだ。

 また、40年近い俳優人生を振り返って、「ここまでやっているとは思っていなかったし、できるとも思っていなかった。自分では不思議な感じです」とコメント。

 今回のコロナ禍で、「僕らは休業をせざるを得なかったのですが、立ち止まったときに、『よくここまで頑張ってきたな』『もしこのまま仕事を終えても後悔はないかな』と考えたこともあった」と語った。

 続けて、「僕らって引退と言わなくても、仕事が来なくなれば引退ですから。頂けるうちはやろうかなと思っている」と今後への意欲を語った。

 芸能界部門(女性)で受賞した吉田は「私にとって眼鏡は重要なファッションツール。“コーディネートがイマイチだな”と思うときも、眼鏡を掛ければピタリとハマる。好きな眼鏡はべっ甲柄です」と語った。

 滝藤はサングラス部門(男性)を受賞。「僕は長年サングラスを掛けてきたのに、なぜか今まで受賞することがなく、毎年毎年受賞ニュースをテレビで見ながら地団駄を踏んでおりました」と冗談交じりにスピーチして会場を盛り上げた。

 サングラス部門(女性)で受賞した藤田は「サングラスは小さい頃から持っていて、海外旅行に行くときは毎回掛けています。ただ大人になってきたので、細い眼鏡も似合う女性になれるよう、これから頑張ります」とおちゃめに語った。