山口もえ(左)と熊谷俊輝

 映画『家なき子 希望の歌声』公開前トークイベントが16日、東京都内で行われ、タレントの山口もえ、日本語吹き替え版で主人公レミの声を担当した熊谷俊輝が登場した。

 本作は、南フランスを舞台に、どんなに過酷な境遇に置かれても、信じることの大切さと無垢(むく) な夢を忘れない、少年レミの波瀾(はらん)万丈の人生を描く。

 映画の感想を聞かれた山口は「一瞬で終わってしまうぐらいの濃厚な映画。『こんな大人になりたくない』と思うような大人から、『こんなすてきな大人に会いたいな』と思うような大人まで、フルコースで味わえます」と独特なコメントで笑わせた。

 一方、13歳の熊谷は「自分の声が劇場で響くのは恥ずかしいけど、映像も美しく、ストーリーも感動する。僕も初めて映画で泣きました」とアピールした。

 この日、熊谷と初めて会った山口は「本当にレミのまんまですね。あまりにもかわいらしくてびっくり。どうやったらこんなふうに育つんだろう…」と感心しきり。

 自身も3児の母親とあり、「後でお母さんにいろいろ聞こうと思っています」としながら、「グレたこととかないでしょう?」「お母さんに向かって『ババア』とか言ったことなんてないでしょう?」と熊谷を質問攻めにして笑いを誘った。

 また、外出自粛中の生活について尋ねられた山口は、家庭菜園のほか、「家族みんなでクラップダンスを踊っていました。15分を10日間やると5キロ痩せるという動画があって、それを毎日お風呂の前に5セットやっていました」と紹介。「成果は?」と聞かれると、「うーん。夫(爆笑問題の田中裕二)を見ていただければ分かるかなと思います」と語った。

 映画は11月20日から公開。