11月18日より9日間にわたる強化合宿をスタートさせたバスケットボール男子日本代表。11月20日、前日のフリオ・ラマスヘッドコーチに続き、選手たちがオンライン会見に登場。チーム最年長の竹内兄弟と1月に帰化し今回初招集のギャビン・エドワーズが、今回の強化合宿について次のように語った。
「久しぶりに集まって、代表のシステムを思い出すことと、新しいシステムにアジャストするといういろんなことを求められている」(竹内譲次)
「HCには“新しいシステムを教えているところだから、ミスを恐れずにガンガンやっていこう”と言われている。まだ3日目で何とも言えないが、完成度を高めていけば楽しいバスケができるのではと思っている」(竹内公輔)
「非常にいいトレーニングができている。ラマスのやりたいことを理解した。高いインテンシティの高いレベルでバスケットをしている」(エドワーズ)
ライバルとのサバイバルについてコメントを求められると、3人はこう答えた。
「“ロングツーを打つならスリーを打て”とラマスにも言われている。レギュレーションが変わり外国生まれの選手が増えてきた中、自分が勝負できるのはそこ。意識してやっている。まずチームのシステムに慣れること。その中で自分が何をできるのか見極めることが大事」(譲次)
「(強化合宿に参加している)みんなはBリーグのライバルでもあるので、ここで勝てればBリーグでも有利になるとかあるのでは。ここでクセを見つければ有利になるとか」(公輔)
「(帰化枠は1枠で、ライバルとなるライアン・ロシターとは)互いのことは知り尽くしている。ライアンは素晴らしい選手、キャンプで競い合っている。ピッグマンとしての仕事をする中でラマスの要求に応えていく。ライアンはスキルがあり、オフェンスでもディフェンスでも頭がいい。(どちらを選ぶか)ラマスを悩ますことになると思う」(エドワーズ)
竹内兄弟には35歳最年長となってなお維持するモチベーション、エドワーズには帰化の理由について質問が飛んだ。
「若い選手が次々と出て来る中、“負けない”という気持ちを持ち続けることが自分の技術を伸ばすことにつながるし、モチベーションにもなる」(譲次)
「ナショナルトレーニングセンターには日の丸が至るところにあるので、ここに来れば自然とスイッチは入る」(公輔)
「日本に来てすぐに“ここにいたい”と思った。居心地がいい。生活をする上でも、文化の面でもそう。家族も文化を気に入り、日本にいたいと思うようになった。代表でやれるのは非常に光栄に思っている。日本のトップの中でやれることを誇りに思う。ここでケミストリーを起こせば世界とも戦える」(エドワーズ)