受賞の喜びを語った中村倫也

 「第49回ベストドレッサー賞」授賞式が25日、東京都内で行われ、俳優の中村倫也が出席した。

 「芸能部門」で受賞した中村は、輝くスーツ姿で登場。「華やかな場なので、ちょっと“らしくない”光沢を散りばめさせていただきました」と語り、照れ笑いを浮かべた。

 中村は、「普段の役作り」について聞かれると、「特別なことは何も。監督ともそんなに話さないですし。やって見せるというか、芝居が名刺代わりみたいな仕事なので、あーだこーだと言うよりも、見てもらった方が早い。基本的には、決められた時間、決められた場所に行って芝居をするという感じです」と淡々と語った。

 「家でリラックスするときの好きなスタイル」を尋ねられると、「寒くなってきたので、スエットにパーカーにモコモコの靴下を履いています」と回答。「色ですか? 灰がいいですね。やっぱり30を過ぎると灰のものを着たくなります」と語った。

 「すてきな女性とのデートでは?」と聞かれると、「それは格好いいところを見せないといけない。もちろん内面も大事ですが、見た目も大事ですから、やはりそこはとっておきの…灰のロンT、それに灰のチョッキを合わせまして、下はブルーのデニムですかね」と答えた。

 「来年着てみたい服」についても、「和服の似合う男になりたいですね。色ですか? 灰!」とこだわりを口にして会場を盛り上げた。

 来年への思いを聞かれると、「(状況が)どうなるか分かりませんが、今年は直接のコミュニケーションというのが難しかったので、早く一緒にご飯を食べたり、笑い合ったり、握手したりできるようになったらいいなと思います」と願いを語った。