前回「LLA」の1曲目に歌った「キラキラ」を挟むと、ロック調のアレンジで「恋のスーパーボール」を披露し、続く「マンピーのG★SPOT」へと華麗なつなぎをみせる。ご清聴ありがとうございましたー!と叫び、ライブでもおなじみの「be master of life」へ。ステージでくるくる回りながら本当に楽しそうなaikoをみてるだけでハッピーな気持ちになる。aiko自身もメドレーを終えて、「こんな幸せなことはないです!ありがとう!」と、何度も言葉を繰り返す。

そして、花道をゆっくり歩きながら、自身の活動が15年目に入ったと告げるaiko。15年続けてきたからこそ、またこのアロハのステージに立てた、と噛みしめるように言い、「ぜんぶ、みんなのおかげです。本当にありがとうございます!」と、全方位に向かって深い深いお辞儀を繰り返す。大きな拍手に包まれ、改めて決心するような表情を浮かべてから「ひとりひとりの皆さんにお届けできますように」と言い、花道の中央で、光の玉に包まれながら「カブトムシ」を熱唱。波の音や風の音、月の輝き、あらゆる生命体が呼応してaikoの歌声に重なる。妖艶で、しなやかで、美しくて、力強い、歌う喜びに満ちたaikoの歌が、わたしたちに降り注ぐ。ただ、感動するほかない、圧倒的なパフォーマンスだった。

折り返して後半もまだまだ元気に、ロック調にアレンジされた「鏡」、8ビートが効いてるアップナンバー「運命」を披露したあと、おなじみの「男子!女子!そうでないひと!」のコール&レスポンスがスタート。客席にも照明が当たり、みんなの楽しそうな顔が実によく見える。そして「うしろ!海の家!マンション!」と、付近の建物から見ているひとにもレスポンスを求めるaiko。すると、かすかに「ィェー!」と聞こえてきて、会場が大いに盛り上がる。最後に全員の「イエー!」をサザンビーチにとどろかせたあと、バンジョーが「ボーイフレンド」のイントロを奏でる。するとパンッとステージから花火が飛び出し、大きな拍手と大きな大きな歓声が響く。

花道を歩きながら「いくでー!」とイタズラそうな顔を浮かべ、炭酸ガス噴射機を手に持ち、客席を煽るaiko。会場は超!最高の盛り上がり。花道をダッシュしてモニターからジャンプして「ジャーン!」と演奏を終わらせると、ハイテンションのまま、今度はステージから霧が噴射される。あたりが青い光に包まれながら「二人」の演奏へ。ステージ最上部からは青と赤の花火があがり、ファンは拍手とジャンプで歌に答える。歌い終えると、aikoは最後のMCを紡ぎ始める。