前節は見事だった。11月25日の『明治安田生命J2リーグ』第36節、舞台は敵地・トランスコスモススタジアム長崎、相手はJ1昇格争いを展開中のV・ファーレン長崎、スコアは0-1、時計は95分を刻もうとしていた。10番セルジーニョがゴール前へ放ったFKをMF塚川孝輝が武器であるヘディングでズバリ。松本山雅FCが終了間際に劇的同点弾を決めたのだった。

順位を考える上で長崎が失った勝点2は大きいが、松本が得た勝点1は大きなものではない。松本は10勝13分13敗・勝点43の17位に沈んでいる。長崎で持ち帰った勝点1は大勢に影響はない。だが、来季を見越せば松本が手繰り寄せた勝点1は、そしてこれから獲得する勝点は重要な意味を持つ。

布啓一郎新監督のもと、1年でのJ1復帰を目指したシーズンだったが、前半戦は4勝7分10敗・勝点19の20位と最下位争いを強いられた。後半戦から柴田峡新監督が指揮を執るとさまざまな陣形を試し、3-5-2にシステムを固めると結果が伴うようになった。第27節・大宮アルディージャ戦から5試合負けなし。第33節・ジェフユナイテッド千葉との打ち合いは2-3で落とすも、ここ3試合は負けなしである。後半戦だけを見れば6勝6分3敗だ。残り6試合でどれだけ勝点を積み上げられるか。

次節は11月29日(日)・京都サンガF.C.をサンプロ アルウィンで迎え撃ち、12月2日(水)の第38節はザスパクサツ群馬のアウェイに乗り込み、第39節・12月6日(日)はホームでアルビレックス新潟と対峙する。

12月6日(日)・新潟戦ではうれしいプレゼントもある。「熱緑(あつりょく)-HEAT UP ALWIN-」と題したイベントを実施。頭からすっぽりかぶって暖かい特製フリースポンチョを来場者先着5555名にプレゼント。また第39節ではエキサイティングピッチシートに特製フラッグが付いたお得なスペシャルピッチシートを限定で販売、新潟戦以降はS席特別エリアでゆったりリーズナブルに観戦できるセブン-イレブン ファミリーシートも販売する。

『明治安田J2』第37節・松本×京都は11月29日(日)・サンアルにてキックオフ。チケットはJリーグチケット(ヤマガチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生配信、長野朝日放送にて生中継。12月6日(日)・新潟戦のチケットはJリーグチケット(ヤマガチケット)にて本日11月27日(金)午後11時59分までクラブガンズ会員先行販売、11月28日(土)午前8時より一般発売。