より薄く、より軽くなった!
そして、薄さはわずか7.6ミリで、重さはたった112g。iPhone4Sよりも18%薄く、20%軽くなりました。SIMカードにも変化があります。iPhone4から採用していたMicro-SIMよりも44%小さいNano-SIMカードを作って薄型化を実現してます。
ですので、iPhone5を買う方は、新しいSIMカードが配布されるはずです。(※いままで使っていたiPhone4,4Sを音楽プレイヤーなどとして使う方は、使わなくなってもMicro-SIMを捨てないようにしてください。OSのアップデートや復元を行うと、SIMカードの挿入を求められることがあります)
そして、iPhone4,4Sでは液晶面とガラス面の間にタッチ用の層がサンドイッチになっていましたが、iPhone5からはそれがなくなったことでよりクリアで薄いディスプレイが実現されているとのことです。
LTEが日本でも対応! ワイヤレスもさらに速く!
高速データネットワークであるLTE。接続スピードは100Mbps!! HSPA+の21Mbps、DC-HSDPAの42Mbpsと比べて2-4倍以上のスピードが実現します。
LTEは、新しいiPadで初めて搭載されましたが、主に米国しか使うことができませんでした。iPhone5からは正式にソフトバンクおよびKDDIで使えます。
既存のWi-Fi接続も、デュアルバンド802.11n(2.4GHzと5GHz)接続機能を搭載し、最大150Mbpsに加速されています。いままでのiPhoneは2.4GHzのみでしたので、周りにある機器と干渉して速度低下が起きることがありました。こちらも速度向上が期待できるかもしれません。
A6チップ搭載で、最大2倍の速さ。バッテリー時間も余裕
iPhone5では初めて新しいA6チップを搭載しました。スピードはiPhone4Sが搭載しているA5チップの最大2倍。Pages(ワープロソフト)の起動は2.1倍、iPhotoアプリへのイメージ保存は1.7倍、Keynote(プレゼンテーションソフト)の添付ファイルの表示は1.7倍。画像ファイルの保存や添付ファイルの表示は日頃からよくやる作業なので、この進化は使い勝手に直結する部分です。
グラフィックスもさらに速くなっているそうです。特に最近のiOSアプリのゲームはPCや家庭用ゲーム機なみの3Dレンダリングを行なっているものも多いので、よりスムーズでサクサクした動きあるゲームを楽しめそう。
A6チップの恩恵を受けるのは、速さだけではありません。iOS6と連携することで高い電力効率をほこります。バッテリーを比較してみましょう。3G通話が8時間、3Gブラウズが8時間、LTEブラウズが8時間、Wi-Fiブラウズが10時間と、全般的に、iPhone4Sと同等かそれ以上にバッテリー持続時間が長くなっています。画面が3.5インチから4インチに、バッテリーを食うLTEを内蔵しても持続時間が長いことはかなりの驚きです。