写真左より、武蔵、ピエール・アンドゥランド・チェアマン、マーカス・ルアー・マネーージングディレクター、ピーター・アーツ、指原莉乃、レミー・ボンヤスキー、セーム・シュルト 写真左より、武蔵、ピエール・アンドゥランド・チェアマン、マーカス・ルアー・マネーージングディレクター、ピーター・アーツ、指原莉乃、レミー・ボンヤスキー、セーム・シュルト

9月20日、キックボクシングメガイベントである『GLORY 4 Tokyo-GRAND SLAM -HEAVYWEIGHT』(12/2(日)・幕張メッセ)開催の発表が行われた。本大会はヘビー級16選手によるワンデートーナメントという、全く新しいスタイルで開催される。トーナメントにはK-1 WGPを4度制したグローリー世界ヘビー級王者のセーム・シュルトをはじめ、K-1 WGPを3度制したピーター・アーツとレミー・ボンヤスキーなど、立ち技世界最強を決めるにふさわしいファイターが集う。

冬の時代が囁かれて久しい日本の格闘技界だが、グローリー・スポーツ・インターナショナル(GSI)チェアマンのピエール・アンドゥランドは「格闘技の歴史において、日本ほど重要な位置を占める国はない。今後の計画においても、日本は重要な存在であり続ける」とキッパリ。グローリーは欧州のキックイベントの盟主『It’s Showtime』を買収し、世界最高峰の選手たちと契約を済ませている。GSIマネージングディレクターのマーカス・ルアーは「グローリーは、まさしくキックボクシングのワールドカップ」と胸を張る。ここ最近、格闘技団体が旗揚げしては消えることによって疑心暗鬼になっている日本のファンには、朗報である。チェアマンは「GSIは3000万ドル以上の資金をこのプロジェクトに投資している。今日のスーパースターの獲得に力を入れる一方で、明日のスター選手を育成するための投資も行う。私たちにとって選手はパートナーであり、商品として扱うことは一切しない」と、シビれるセリフを発した。

12月のトーナメントは、1回戦から準決勝まで2分3ラウンド(2ラウンドを先取すれば3ラウンドはなし)、決勝は3分3ラウンドを戦う変則的なルールとなる。優勝まで1日4試合を勝ち抜かなければいけないタフな戦いであるが、シュルトは「空手のトーナメントのようなシステムなので歓迎する」と語った。また、アーツが「誰が出場するかわからないが世界一の男と戦い」と言えば、ボンヤスキーも「このトーナメントは誰が勝利するかわからないほどエキサイティングなものになるだろう」と答えた。また、出場予定選手にはジェロム・レ・バンナやエロール・ジマーマン、グーカン・サキら日本のファンにも馴染み深いファイターたちが名を連ねる。さらに、記者発表会にはHKT48の指原莉乃が登場するサプライズも。

チケットはオフィシャルホームページ(https://pia.jp/a/gloryworldseries/)にて9月21日(金)10:00から10月10日(水)23:59まで受付。チケットぴあでは9月28日(金)10:00から10月4日(木)23:59までぴあプレミアム会員限定プリセールを、10月5日(金)10:00から10月10日(水)23:59までプリセールを実施。一般発売は10月14日(日)より。

年末、幕張メッセで久しぶりとなるキックボクシングメガイベントの興奮を味わいたい。