K-POPアイドル揃い踏みの学園ドラマの続編『ドリームハイ2』で演技に初挑戦した新生アイドルユニットJJプロジェクトのJB(写真右)とJr.(左)が、劇中の芸能高校同様に韓国芸能界にも厳しいルールが存在することを激白するとともに、いずれは映画俳優として演技派俳優と共演したいという“夢”も明かした
同作は芸能高校を舞台に、愛と友情や葛藤を描いた『ドリームハイ』の続編で、シーズン2となる今作には2AMのジヌン、T-ARAのジヨン、SISTARのヒョリンなど多数のK-POPアイドルが大集結。先輩たちとの共演に加え、演技自体が初めてというふたりは「突然のオファーに戸惑いました。プレッシャーも感じました」(JB)、「僕たちは歌とダンスを練習してきたので、まさか演技で先にデビューするとは思ってなかったです(笑)」(Jr.)とオファー時の心境を回想。ただ、一度覚悟を決めて撮影に臨めば、「最初は感情の入れ方が分からなくて難しかったけれど、今まで以上に演技に興味を持ちました」(JB)、「僕も感情表現が難しかったけれど、実際に演じてみてとても面白かったです」(Jr.)と初めての演技を満喫した様子。
JBとJr.が演じる役柄はダンスグループI:dnのリーダー、JBとバックダンサーのウィボン。自身にリンクする要素が多いドラマだが、舞台となるキリン芸能高校は恋愛や門限に厳しい。この点について、「実際に韓国の芸能界にも門限や厳しい規則があります。月末評価もありますよ(笑)」(JB)と月単位の査定もあるシビアな環境だそうだが、「それが大変だとは思わないです」(Jr.)と頼もしい返事。「寮やレッスンが整った体系的なシステムで、夢の実現のために必要です。それに、親も安心(笑)!」(Jr.)と語る。
今年5月に本国デビュー、アルバム『Bounce』も絶好調のJJプロジェクトだが、本作で早くも俳優としての魅力も開花。今後、韓国映画界でトップ俳優たちと共演する日も夢ではないが、「ハ・ジョンウさんと共演したいですね。役柄ごとにガラッとイメージを変えて、個性的な演技を披露する。そういう俳優になりたいです。歌手が演技をしていると思われたくない。演技者として認められたいですね」(JB)、「役柄になりきって、観ている人が感情移入できるような演技がしたいです。芝居をしていると思われるのではなく、僕が泣けば観ている人も自然と泣くような、そういう演技がしたいです」(Jr.)と演技に開眼した模様のJJプロジェクト。今後の躍進に期待だ。
『ドリームハイ2』
※前作『ドリームハイ』スタンダードDVD BOXⅠ&Ⅱ(各8400円)発売中
取材・文・写真:鴇田 崇