藤原忍(クボタスピアーズ)

『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』開幕まで10日前となった2月10日、クボタスピアーズがオンライン会見を行った。2021年度新入団選手の藤原忍が登場したのだ。『第57回全国大学選手権』で天理大悲願の初優勝に貢献したスクラムハーフ(SH)は次のように意気込みを語った。

「僕はまだ身体が小さいので、もっともっと身体を大きくしながら、『1年目から絶対にレギュラーで出るんだ』という強い気持ちを持ってやっていきたい」

クボタを選んだ理由について質問されると、藤原はこう答えた。
「(オファーは)4チームくらい来ていた。その中でクボタは日本一を目指していると聞いたので。天理と同じでまだ日本一にはなっていないチームで、一緒に日本一になりたいと思った」

自身のプレースタイルや目標とする選手を問われると、藤原はこのように答えた。
「ボールを持ち出して自分から仕掛けることもできるし、早いテンポのパスでBKを動かすこともできるので、そこはクボタでもやっていきたい。(目標の選手は)田中史朗(キヤノンイーグルス)さん。強気で攻める姿勢が好きです」

負けたくないライバルとして、ひとつ上のルーキーを挙げた。
「同世代、ひとつ上だが、齋藤直人(サントリーサンゴリアス)選手には負けたくない」

クボタのライバルについては、以下のように言及した。
「自分がやらなければならないことをしっかりやって、井上大介さんのいいところをマネして、自分のいいところを出して、9番をしっかり取れれば」

大学の9期上の先輩でもある立川理道主将について聞かれると、藤原は「さっきもすごいやさしく声をかけてくれて、いい方だと思った」と印象を口にした。

登録の関係上、『トップリーグ』デビューは4月以降となるが、気後れはない。藤原はクボタでの定位置獲得とともに桜のジャージも見据える。「試合までコンディションを整えて、そこで恥じない活躍をしていきたい。まずはクボタでしっかり9番を取り、その後日本代表で活躍できれば」とキッパリ。さらに近鉄ライナーズ入りしたセンター(CTB)シオサイア・フィフィタとは2月3日・天理大卒部試合にて互いに「日本代表で一緒にやろう」と約束したと明かした。

『トップリーグ2021』開幕戦となる宗像サニックスブルース戦は2月20日(土)・中台運動公園陸上競技場にてキックオフ。チケットは2月13日(土)午前10時より一般発売。第2節・東芝ブレイブルーパス戦は2月27日(土)・秩父宮ラグビー場にて開催。チケットは2 月14(日)午前10時~15日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、2月20日(土)午前10時より一般発売。